市川市三番瀬塩浜案内所(京葉線市川塩浜駅)で「夏休み企画」として実施されている企画、「塩浜の体験塾~めざせ、三番瀬の達人!~」に、子どもと参加した。市川市・主催、NPO三番瀬環境市民センター・実施。この回は「塩づくり体験」で、さっそく翌日、東京新聞にも掲載されていた(2007/8/12付「三番瀬で昔ながらの塩作り体験 『うちのより おいしいね』市川親子ら40人が参加」)。
もともと行徳界隈は塩田が非常に多かった場所である。徳川家康は塩田開発にあたり、その開発者に対し諸役の免除と年貢の免減を認めている。また家光も開発地域を拡大し、家康入城時の行徳七浜(稲荷木、大和田、田尻、高谷(以上は川向こう)、河原、妙典、本行徳)から、さらに下新宿、関ケ島、伊勢宿、押切、湊、前野、欠真間、新井、当代島が加わっている。現在暗渠化が進められている新井川なども、塩田に排水を流せないために作られた排水路だったようだ。(鈴木和明『行徳郷土史事典』文芸社)
配布された冊子によると、塩の作り方には大きく分けて、
①藻塩焼き(海藻を燃やした灰などを利用)、
②揚浜式塩田(塩浜という、砂を敷いた浜に海水を撒き濃縮していく)、
③入浜式塩田(潮の干満を利用して塩浜に囲い込み天日で濃縮)、
があった。行徳で中心的だったのは③、今回の体験は②に似た方式ということになる。
面白く、子どもも喜んだ。できた塩はゆで卵や胡瓜につけて食べたが、本当に旨かった。 ここで作った塩は、「三番瀬の塩」という小袋(笑)に入れて持ち帰った。そういえば、那覇の「島思い」では、大城美佐子さんが「こっちにしなさい」と言って、出されている塩を「粟国の塩」に取り替えてくれたのを思い出した。
この、市川市三番瀬塩浜案内所では、アマモの生育やヨシの生育実験などを行い、三番瀬再生の準備をしている。市川塩浜駅の南口と案内書の間はヨシがぼうぼうだが、雑草を管理していない空き地というわけではなかったのだ。
なお、近くには、アマゾンの大きな物流センターがある(→記事)。そのためか、アマゾンで注文するとすぐに届くことがある。 このシリーズは8/18、25にもある(→リンク)。
砂に三番瀬の海水をかけては乾かし、最後に濾す Pentax SP500、EBC Fujinon 50mm/f1.4、フジVenus400、同時プリント
大きな鍋で煮詰めていく Pentax SP500、EBC Fujinon 50mm/f1.4、フジVenus400、同時プリント
塩が固まってきた Pentax SP500、EBC Fujinon 50mm/f1.4、フジVenus400、同時プリント
できた塩とゆで卵 Pentax SP500、EBC Fujinon 50mm/f1.4、フジVenus400、同時プリント
アマモの育つ水槽にはハゼなどいろいろな生き物 (コンデジで撮影)
次の移植に向けてアマモの種を育てている (コンデジで撮影)
ヨシぼうぼう (コンデジで撮影)
良かったですね。連れて行くにはうちの子供
たちは、大きくなりすぎました。
若い時に、このような集まりに注目すべき
でした。(反省)
アマゾンの件、家人の友人がバイトをしている
とのこと。わたしも、一日くらいで、頼んだ
本が届いたこともあるような気がします
そうですね、子どもは喜びました。大人ひとりでは参加できないので、親子で「Win-Win」です(笑)。