Sightsong

自縄自縛日記

Uquwa@神保町試聴室

2023-03-12 07:50:32 | アヴァンギャルド・ジャズ

神保町試聴室(2023/3/11)。

Uquwa
Shoko Numao 沼尾翔子 (vo)
Fumi Endo 遠藤ふみ (p)
Masatake Abe 阿部真武 (b)
Yoshinori Shiraishi 白石美徳 (ds)

沼尾翔子さんの弾き語り(+遠藤ふみさん)による『Live at Ftarri-Lena』は素晴らしい作品だった。Uquwaもまた同じ価値をていねいに共有する感覚に満ちたものだった。

沼尾さんの歌は、なにかとなにかのあわいにあって、声のかすかな動きによってそのあわいの広がりを手探りしてゆくよう。遠藤さんのピアノもまたその周りに浮かんでいて、たとえば、<Amber Flower>におけるためらいのような間は、ことばとともにあるための動きかと思えた。

このふたりが花の香りだとして、阿部さんのベースが後ろから花と人の物語を追認してゆくようなありかたはおもしろいものだった(<つづみ>なんてエロチックで良かった、スティーヴ・スワロウがそうであるように)。そして白石さんの音を出すか出さないかの領域での呼吸といったら。

呼吸の音楽、妙なる香りの音楽。

Fuji X-E2, Rollei Sonnar 85mmF2.8

●遠藤ふみ
齊藤涼子+遠藤ふみ@u-ma kagurazaka(2023年)
浅野昭一+高橋麻理絵+遠藤ふみ@下北沢Apollo(2023年)
遠藤ふみ+甲斐正樹+則武諒@神保町試聴室(2023年)
遠藤ふみ@水道橋Ftarri(2023年)
幽けき刻@成城学園前Cafe Beulmans(2022年)
やみのうつつ vol.1@神保町試聴室(2022年)
長沢哲+遠藤ふみ@神保町試聴室(2022年)
遠藤ふみ+甲斐正樹+則武諒@神保町試聴室(2022年)
幽けき刻@公園通りクラシックス(2022年)
神田綾子+矢部優子+遠藤ふみ@大泉学園インエフ(2021年)
遠藤ふみ『Live at Ftarri, March 8, April 11 and June 27, 2021』(JazzTokyo)(2021年)
青木タイセイ+遠藤ふみ+則武諒@関内・上町63(2021年)
徳永将豪+遠藤ふみ@Ftarri(その3)(2021年)
かみむら泰一+古和靖章+遠藤ふみ+阿部真武@神保町試聴室(2021年)
徳永将豪+遠藤ふみ@Ftarri(その2)(2021年)
本藤美咲+遠藤ふみ@Ftarri(2021年)
徳永将豪+遠藤ふみ@Ftarri(2021年)
池田陽子+遠藤ふみ@Ftarri(2021年)

●阿部真武
大蔵雅彦+阿部真武@水道橋Ftarri(2023年)
北田学+外山明+阿部真武@渋谷Bar Subterraneans(2023年)
阿部真武+本藤美咲@水道橋Ftarri(2023年)
北田学+外山明+阿部真武@渋谷Bar Subterraneans(2022年)
加藤綾子+阿部真武@不動前Permian(2022年)
細井徳太郎+阿部真武@水道橋Ftarri(2022年)
かみむら泰一+古和靖章+遠藤ふみ+阿部真武@神保町試聴室(2021年)
池田陽子+阿部真武+岡川怜央@Ftarri(2021年)

●白石美徳
西島芳 triogy@本八幡cooljojo(2018年)
西島芳 triogy@下北沢Apollo(2018年)
かみむら泰一session@喫茶茶会記(2017年)
照内央晴「九月に~即興演奏とダンスの夜 茶会記篇」@喫茶茶会記(JazzTokyo)(2016年)


SABU Unit@新宿ピットイン

2023-03-11 09:46:02 | アヴァンギャルド・ジャズ

新宿ピットイン(2023/3/10)。

Sabu Toyozumi 豊住芳三郎 (ds, dance)
Junji Mori 森順治 (as, fl, bcl)
Hisaharu Teruuchi 照内央晴 (p)
Shingo Tomimatsu 富松慎吾 (和太鼓)

いや凄いサブさんを目撃してしまった。叩きのひとつひとつには殺気さえ込められており、また身体を傾けてのプレイには空駆けるハヌマーンをふたたび幻視した。驚異の体幹である。和太鼓を平然とグループに加えたのも音の迫力に対する自信ゆえか。セカンドセットではステージ前に出てきて、独自のドラミングにも通じる踊りを披露した。

この存在があってこそか、富松さんはカタルシスを恥じらうことなく溜まったものを放出した。それはピアノの照内さんについても言うことができて、自身の主導ではみられない跳躍をみせた。すなわちサブさんのエネルギーを受けての別次元の顕出という相乗効果。

森さんは強くしなやかな樹木、さすが。

●豊住芳三郎
SABU UNIT@新宿ピットイン(2022年)
豊住芳三郎+照内央晴+庄子勝治@稲毛Candy(2022年)
豊住芳三郎インタビュー(続編)(JazzTokyo)(2021年)
豊住芳三郎+照内央晴+吉田つぶら@山猫軒(2021年)
豊住芳三郎+照内央晴@渋谷公園通りクラシックス(2020年)
纐纈雅代+佐藤允彦+豊住芳三郎@新宿ピットイン(2020年)
豊住芳三郎+照内央晴@山猫軒(2020年)
豊住芳三郎+照内央晴@渋谷公園通りクラシックス(2020年)
豊住芳三郎+コク・シーワイ+照内央晴@横濱エアジン(2019年)
豊住芳三郎インタビュー(JazzTokyo)(2019年)
豊住芳三郎+庄子勝治+照内央晴@山猫軒(2019年)
豊住芳三郎+老丹+照内央晴@アケタの店(2019年)
豊住芳三郎+謝明諺@Candy(2019年)
My Pick 2020(JazzTokyo)(豊住芳三郎+マッツ・グスタフソン『Hokusai』)(2018年)
ジョン・ラッセル+豊住芳三郎@稲毛Candy(2018年)
謝明諺『上善若水 As Good As Water』(JazzTokyo)(2017年)
ブロッツ&サブ@新宿ピットイン(2015年)
豊住芳三郎+ジョン・ラッセル『無為自然』(2013年)
豊住芳三郎『Sublimation』(2004年)
ポール・ラザフォード+豊住芳三郎『The Conscience』(1999年)
アーサー・ドイル+水谷孝+豊住芳三郎『Live in Japan 1997』(1997年)
佐藤允彦+豊住芳三郎『The Aiki 合気』(1997年)
加古隆+高木元輝+豊住芳三郎『滄海』(1976年)
加古隆+高木元輝+豊住芳三郎『新海』、高木元輝+加古隆『パリ日本館コンサート』(1976年、74年)
豊住芳三郎+高木元輝 『もし海が壊れたら』、『藻』(1971年、75年)
富樫雅彦『風の遺した物語』(1975年)

●森順治
SABU UNIT@新宿ピットイン(2022年)
森順治+細田茂美@Permian(2021年)
新年邪気祓いセッション@山猫軒(2021年)
8.7ヴィオロン(2020年)
神田綾子+森順治@横濱エアジン(JazzTokyo)(2020年)
Meg with Reed Dukes@武蔵境810 Outfit Cafe(2019年)
Ten meeting vol.2@阿佐ヶ谷天(フローリアン・ヴァルター)(2018年)
松風M.A.S.H. その3@なってるハウス(2018年)
松風M.A.S.H. その2@なってるハウス(2017年)
鳥の未来のための螺旋の試み@ひかりのうま(2017年)
毒食@阿佐ヶ谷Yellow Vision(2017年)
松風M.A.S.H.@なってるハウス(2017年)
林ライガ vs. のなか悟空@なってるハウス(2017年)
リアル・タイム・オーケストレイション@Ftarri(2016年)
森順治+高橋佑成+瀬尾高志+林ライガ@下北沢APOLLO(2016年)
本多滋世@阿佐ヶ谷天(2016年)
M.A.S.H.@七針(2016年)
森順治+橋本英樹@Ftarri(2016年)
M.A.S.H.@七針(2015年) 

●照内央晴
“創生自在”@京都みとき屋(2022年)
SABU UNIT@新宿ピットイン(2022年)
照内央晴+深川智美+助川久美子@なってるハウス(2022年)
豊住芳三郎+照内央晴+庄子勝治@稲毛Candy(2022年)
喜多直毅+照内央晴+西嶋徹@成城Cafe Beulmans(2022年)
吉田達也+照内央晴@公園通りクラシックス(JazzTokyo) (2021年)
豊住芳三郎インタビュー(続編)(JazzTokyo)(2021年)
柳川芳命+照内央晴+神田綾子@なってるハウス(2021年)
照内央晴+喜多直毅@本八幡cooljojo(2021年)
豊住芳三郎+照内央晴+吉田つぶら@山猫軒(2021年)
照内央晴+柳沢耕吉+あきおジェイムス+本藤美咲@なってるハウス(2021年)
照内央晴+喜多直毅@本八幡cooljojo(2020年)
豊住芳三郎+照内央晴@渋谷公園通りクラシックス(2020年)
藤山裕子+照内央晴+吉田隆一+吉田つぶら@なってるハウス(2020年)
吉田達也+照内央晴@荻窪Velvet Sun(2020年)
豊住芳三郎+照内央晴@山猫軒(2020年)
庄子勝治+照内央晴@稲毛Candy(2020年)
松本一哉+照内央晴+吉本裕美子@水道橋Ftarri(2020年)
照内央晴+加藤綾子@本八幡cooljojo(2020年)
神保町サウンドサーカス(直江実樹+照内央晴、sawada)@神保町試聴室(2020年)
豊住芳三郎+照内央晴@渋谷公園通りクラシックス(2020年)
千野秀一+照内央晴@渋谷公園通りクラシックス(2019年)
奥田梨恵子+照内央晴@荻窪クレモニア(2019年)
豊住芳三郎+コク・シーワイ+照内央晴@横濱エアジン(2019年)
照内央晴+加藤綾子@神保町試聴室(2019年)
特殊音樂祭@和光大学(JazzTokyo)(2019年)
フローリアン・ヴァルター+照内央晴@なってるハウス(2019年)
豊住芳三郎インタビュー(JazzTokyo)(2019年)
豊住芳三郎+庄子勝治+照内央晴@山猫軒(2019年)
豊住芳三郎+老丹+照内央晴@アケタの店(2019年)
豊住芳三郎+謝明諺@Candy(2019年)
沼田順+照内央晴+吉田隆一@なってるハウス(2019年)
吉久昌樹+照内央晴@阿佐ヶ谷ヴィオロン(2019年)
照内央晴、荻野やすよし、吉久昌樹、小沢あき@なってるハウス(2019年)
照内央晴+方波見智子@なってるハウス(2019年)
クレイグ・ペデルセン+エリザベス・ミラー+吉本裕美子+照内央晴@高円寺グッドマン(2018年)
照内央晴+川島誠@山猫軒(2018年)
沼田順+照内央晴+吉田隆一@なってるハウス(2018年)
『終わりなき歌 石内矢巳 花詩集III』@阿佐ヶ谷ヴィオロン(2018年)
Cool Meeting vol.1@cooljojo(2018年)
Wavebender、照内央晴+松本ちはや@なってるハウス(2018年)
フローリアン・ヴァルター+照内央晴+方波見智子+加藤綾子+田中奈美@なってるハウス(2017年)
ネッド・マックガウエン即興セッション@神保町試聴室(2017年)
照内央晴・松本ちはや《哀しみさえも星となりて》 CD発売記念コンサートツアー Final(JazzTokyo)(2017年)
照内央晴+松本ちはや、VOBトリオ@なってるハウス(2017年)
照内央晴・松本ちはや『哀しみさえも星となりて』@船橋きららホール(2017年)
照内央晴・松本ちはや『哀しみさえも星となりて』(JazzTokyo)(2016年)
照内央晴「九月に~即興演奏とダンスの夜 茶会記篇」@喫茶茶会記(JazzTokyo)(2016年)
田村夏樹+3人のピアニスト@なってるハウス(2016年)

●富松慎吾
“創生自在”@京都みとき屋(2022年)
SABU UNIT@新宿ピットイン(2022年)
柳川芳命+富松慎吾+マツダカズヒコ+松原臨@京都Annie's Cafe(2021年)


池田一平+松本ちはや@船橋コクリコット・フォルテ

2023-03-09 23:40:15 | アヴァンギャルド・ジャズ

船橋のコクリコット・フォルテ(2023/3/9)。

Ippei Matsumoto 池田一平 (p, accordion)
Chihaya Matsumoto 松本ちはや (perc)
Naoko Oshima 大島尚子 (絵)

大島尚子さんの絵をもとに書かれた曲、あるいは絵に触発される即興。決して図式的に説明するようなものにはならないが、その絵のもつ世界観を思わせる音楽たりえていることがおもしろい。たとえば細かな煉瓦の絵とアコーディオンのもつざわざわとした響きとは聴く者のなかで共鳴するような気がする。光る三日月とパーカッションの音も奇妙にイメージが重なる瞬間がある。

絵を視ることは時間とどのように関わってゆくのだろう。視覚的なイメージは音楽を聴いて消化するときの力をどう強め、どう逸らすのだろう。そのような疑問が演奏の間に出てきてはどこかに場所を見つけて去ってゆくような感覚。

Fuji X-E2, XF35mmF1.4, Rollei Sonnar 85mmF2.8 (M42)

●松本ちはや
音楽詩劇研究所・ユーラシアンオペラ2022「A Night The Sky was Full of Crazy Stars」@SHIBAURA HOUSE(2022年)
詭弁楽派 vol.1@新宿ピットイン(2020年)
松本ちはや+武田理沙@なってるハウス(2020年)
李英姿『Beyond』(2019年)
特殊音樂祭@和光大学(JazzTokyo)(2019年)
謝明諺+レオナ+松本ちはや@Bar subterraneans(JazzTokyo)(2019年)
松本ちはや『Liddell two Apple Kuchen』(JazzTokyo)(2018年)
Wavebender、照内央晴+松本ちはや@なってるハウス(2018年)
照内央晴・松本ちはや《哀しみさえも星となりて》 CD発売記念コンサートツアー Final(JazzTokyo)(2017年)
照内央晴+松本ちはや、VOBトリオ@なってるハウス(2017年)
照内央晴・松本ちはや『哀しみさえも星となりて』@船橋きららホール(2017年)
照内央晴・松本ちはや『哀しみさえも星となりて』(JazzTokyo)(2016年)


Luz Do Sol@なってるハウス

2023-03-09 00:18:40 | アヴァンギャルド・ジャズ

入谷のなってるハウス(2023/3/8)。

kimiko Hirata 平田王子 (vo, g)
Takeshi Shibuya 渋谷毅 (p, g)

ひたすらリラックスしてやさしい音と声に身を委ねる。

●平田王子
平田王子+渋谷毅『Luz Do Sol*やさしい雨』(2019年)

●渋谷毅
渋谷毅+外山明+甲斐正樹@なってるハウス(2023年)
東京国際バリトンサックス・フェスティバル2023@吉祥寺Star Pine's Cafe(2023年)
渋谷毅オーケストラ@新宿ピットイン(2021年)
渋谷毅オーケストラ@新宿ピットイン(2021年)
渋大祭@川崎市東扇島東公園(2019年)
平田王子+渋谷毅『Luz Do Sol*やさしい雨』(2018年)
2018年ベスト(JazzTokyo)(2018年)
廣木光一+渋谷毅『Águas De Maio 五月の雨』(2018年)
今村祐司グループ@新宿ピットイン(2017年)
渋谷毅@裏窓(2017年)
渋谷毅オーケストラ@新宿ピットイン(2017年)
渋谷毅オーケストラ@新宿ピットイン(2016年その3)
渋谷毅オーケストラ@新宿ピットイン(2016年その2)
廣木光一+渋谷毅@本八幡Cooljojo(2016年)
渋谷毅オーケストラ@新宿ピットイン(2016年その1)
渋谷毅@裏窓(2016年)
渋谷毅+市野元彦+外山明『Childhood』(2015年)
渋谷毅エッセンシャル・エリントン@新宿ピットイン(2015年)
渋谷毅オーケストラ@新宿ピットイン(2014年)
渋谷毅オーケストラ@新宿ピットイン(2011年)
渋谷毅+津上研太@ディスクユニオン(2011年)
渋谷毅のソロピアノ2枚(2007年)
原みどりとワンダー5『恋☆さざなみ慕情』(2006年)
『RAdIO』(1996, 99年) 
渋谷毅+川端民生『蝶々在中』(1998年)
『RAdIO』カセットテープ版(1994年)
『浅川マキを観る vol.3』@国分寺giee(1988年)
『山崎幹夫撮影による浅川マキ文芸座ル・ピリエ大晦日ライヴ映像セレクション』(1987-92年)
浅川マキ+渋谷毅『ちょっと長い関係のブルース』(1985年) 
カーラ・ブレイ+スティーヴ・スワロウ『DUETS』、渋谷毅オーケストラ
見上げてごらん夜の星を 


インプロヴァイザーの立脚地 vol.5 秋山徹次(JazzTokyo)

2023-03-09 00:15:37 | アヴァンギャルド・ジャズ

>> インプロヴァイザーの立脚地 vol.5 秋山徹次 – JazzTokyo

Tetuzi Akiyama 秋山徹次 (g)

Leica M8, Summicron 50mmF2.0

●秋山徹次
トム・ソロヴェイチェック+小田井清充+秋山徹次@不動前Permian(2023年)
「ジョン・ラッセルを追悼する」@下北沢アレイホール(2022年)
秋山徹次+すずえり@水道橋Ftarri(2020年)
ヨアヒム・バーデンホルスト+ガレス・デイヴィス+秋山徹次@水道橋Ftarri(2020年)
ドーヴィッド・シュタッケナース+秋山徹次+中谷達也@東北沢OTOOTO(2020年)
アーサー・ブル+秋山徹次、神田さやか@Ftarri(2019年)
謝明諺+秋山徹次+池田陽子+矢部優子@Ftarri(2019年)
エリザベス・ミラー+クレイグ・ペデルセン+秋山徹次+中村としまる@Ftarri(2018年)
「響きの今」(ジョン・ラッセル、ストーレ・リアヴィーク・ソルベルグ、ピーター・エヴァンス、秋山徹次)@両国門天ホール(2018年)
高島正志+古池寿浩+秋山徹次「Blues Frozen Xīng ブルース 凍てついた星」@Ftarri(2018年)
Sound of the Mountain with 秋山徹次、中村としまる『amplified clarinet and trumpet, guitars, nimb』(JazzTokyo)(2017年)
ファビオ・ペルレッタ+ロレンツォ・バローニ+秋山徹次+すずえり@Ftarri(2017年)
池田謙+秋山徹次@東北沢OTOOTO(2017年)
『OTOOTO』(2015、17年)


ロジャー・ターナー&マリ・カマダ『Junk Percussion – Notes for the Future』(JazzTokyo)

2023-03-09 00:13:20 | アヴァンギャルド・ジャズ

>> #118 『ロジャー・ターナー&マリ・カマダ / Junk Percussion – Notes for the Future』 – JazzTokyo

Roger Turner (perc)

●ロジャー・ターナー
高橋悠治+ロジャー・ターナー『Live at Aoshima Hall』(JazzTokyo)(2019年)
ロジャー・ターナー+亀井庸州@Ftarri(2019年)
ロジャー・ターナー+喜多直毅+内橋和久@下北沢Apollo(2019年)
アーサー・ブル+スコット・トムソン+ロジャー・ターナー『Monicker - Spine』(2018年)
ロジャー・ターナー+喜多直毅+齋藤徹@横濱エアジン(2018年)
ロジャー・ターナー+喜多直毅+齋藤徹@横濱エアジン(JazzTokyo)(2017年)
ロジャー・ターナー+広瀬淳二+内橋和久@公園通りクラシックス(2017年)
ロジャー・ターナー+今井和雄@Bar Isshee(2017年)
蓮見令麻@新宿ピットイン(2016年)
齋藤徹+かみむら泰一、+喜多直毅、+矢萩竜太郎(JazzTokyo)(2015-16年)
ドネダ+ラッセル+ターナー『The Cigar That Talks』(2009年)
フィル・ミントン+ロジャー・ターナー『drainage』(1998、2002年)
アネット・ピーコック『I Have No Feelings』(-1985年)
近藤等則+ジョン・ラッセル+ロジャー・ターナー『Artless Sky』(1979年)


山田あずさ+ケヴィン・マキュー@荻窪ベルベットサン

2023-03-05 20:00:40 | アヴァンギャルド・ジャズ

荻窪のベルベットサン(2023/3/5、マチネ)。

Azusa Yamada 山田あずさ (vib)
Kevin McHugh (p)

このようにすうと入ってくるサウンドを聴くと、ピアノとヴァイブとの親和性はやはり高いのだなと思わされる。音の高さや残響の雰囲気の違いは、そのまま心象風景のアナロジイに変換される。とはいえ夢見心地なばかりではなく、ときおり冷たいエッジも現れ、そのコントラストがまた気持ち良いものだった。

Fuji X-E2, XF35mmF1.4

●山田あずさ
Marimba & Contrabass Duo @喫茶茶会記(2017年)
Quolofune@神保町試聴室(2017年)
オノセイゲン+パール・アレクサンダー『Live for Beginnings』(2015、17年)

●ケヴィン・マキュー
トム・ブランカート+ルイーズ・ジェンセン+ケヴィン・マキュー+北陽一郎+与之乃+棚谷ミカ@不動前Permian(2019年)


竹内郁人+竹内亜里沙+藤田耕平+柳沼佑育@行徳ホットハウス

2023-03-05 09:18:36 | アヴァンギャルド・ジャズ

行徳のホットハウス(2023/3/4)。

Fumito Takeuchi 竹内郁人 (as)
Arisa Takeuchi 竹内亜里沙 (p)
Kohei Fujita 藤田耕平 (b)
Yusuke Yaginuma 柳沼佑育 (ds)

「まあ多様性の時代ですからね、自分たちはビバップを演り続けるんです」と、竹内郁人さん。狭い山道から振り落とされないように高速で走ってゆくような感覚のビバップ、そこに拘るビバップ者の美意識。

Hot House、Ko Ko、Embraceable You、Time to Smile(ジャッキー・マクリーンが吹いたフレディ・レッドの曲)、This Time the Dream's on Me、BeBop、Soultrain、Una Noche Con Francis(バド・パウエル)、Now's the Time、Confirmation。

柳沼佑育さんの鮮やかなドラミングも印象的で、ホットハウスで久しぶりに鼓膜を直撃する強さをもつものだった。

Fuji X-E2, Rollei Sonnar 85mmF2.8 (M42)

●柳沼佑育
WaoiL@下北沢Apollo(2019年)


齊藤涼子+遠藤ふみ@u-ma kagurazaka

2023-03-04 08:54:55 | アヴァンギャルド・ジャズ

神楽坂のu-ma kagurazaka(2023/3/3)。

Ryoko Saitoh 齊藤涼子 (vo)
Fumi Endo 遠藤ふみ (p)

手触りのいい布のような独特の声。敢えて声量を上げず、喉の下に手を当てて、グラデーションを描き出している。一方の遠藤さんは即興のときと違ってスタンダード曲、ただ音を出す直前の一瞬の間に感じるものがある。ふたりで自然体で踊るような<Waltz New>(ジム・ホール)も良かったし、カーラ・ブレイ色に染まらない<Lawns>も良かった。

●遠藤ふみ
浅野昭一+高橋麻理絵+遠藤ふみ@下北沢Apollo(2023年)
遠藤ふみ+甲斐正樹+則武諒@神保町試聴室(2023年)
遠藤ふみ@水道橋Ftarri(2023年)
幽けき刻@成城学園前Cafe Beulmans(2022年)
やみのうつつ vol.1@神保町試聴室(2022年)
長沢哲+遠藤ふみ@神保町試聴室(2022年)
遠藤ふみ+甲斐正樹+則武諒@神保町試聴室(2022年)
幽けき刻@公園通りクラシックス(2022年)
神田綾子+矢部優子+遠藤ふみ@大泉学園インエフ(2021年)
遠藤ふみ『Live at Ftarri, March 8, April 11 and June 27, 2021』(JazzTokyo)(2021年)
青木タイセイ+遠藤ふみ+則武諒@関内・上町63(2021年)
徳永将豪+遠藤ふみ@Ftarri(その3)(2021年)
かみむら泰一+古和靖章+遠藤ふみ+阿部真武@神保町試聴室(2021年)
徳永将豪+遠藤ふみ@Ftarri(その2)(2021年)
本藤美咲+遠藤ふみ@Ftarri(2021年)
徳永将豪+遠藤ふみ@Ftarri(2021年)
池田陽子+遠藤ふみ@Ftarri(2021年)


浅野昭一+高橋麻理絵+遠藤ふみ@下北沢Apollo

2023-03-03 07:38:11 | アヴァンギャルド・ジャズ

下北沢のApollo(2023/3/2)。

Shoichi Asano 浅野昭一 (b, fl)
Marie Takahashi 高橋麻理絵 (viola)
Fumi Endo 遠藤ふみ (p, melodica)

低音域から摩擦音を含めて遊ぶように強く弾くヴィオラの音が、弓の動きの通りに場の音を引き寄せている。一方のピアノは空間を見出しては音を置き(引き寄せるのではなく)、あるいはそのことによって静かな空間を作り出している。ふたりの間にコントラバスの開かれた音があってトリオのサウンドが成立。

Fuji X-E2, 7Artisans 12mmF2.8

●高橋麻理絵
横川理彦+高橋麻理絵@東北沢OTOOTO(2019年)
Cool Meeting vol.1@cooljojo
(2018年)

●遠藤ふみ
遠藤ふみ+甲斐正樹+則武諒@神保町試聴室(2023年)
遠藤ふみ@水道橋Ftarri(2023年)
幽けき刻@成城学園前Cafe Beulmans(2022年)
やみのうつつ vol.1@神保町試聴室(2022年)
長沢哲+遠藤ふみ@神保町試聴室(2022年)
遠藤ふみ+甲斐正樹+則武諒@神保町試聴室(2022年)
幽けき刻@公園通りクラシックス(2022年)
神田綾子+矢部優子+遠藤ふみ@大泉学園インエフ(2021年)
遠藤ふみ『Live at Ftarri, March 8, April 11 and June 27, 2021』(JazzTokyo)(2021年)
青木タイセイ+遠藤ふみ+則武諒@関内・上町63(2021年)
徳永将豪+遠藤ふみ@Ftarri(その3)(2021年)
かみむら泰一+古和靖章+遠藤ふみ+阿部真武@神保町試聴室(2021年)
徳永将豪+遠藤ふみ@Ftarri(その2)(2021年)
本藤美咲+遠藤ふみ@Ftarri(2021年)
徳永将豪+遠藤ふみ@Ftarri(2021年)
池田陽子+遠藤ふみ@Ftarri(2021年)


風連@音や金時

2023-03-01 07:16:12 | アヴァンギャルド・ジャズ

西荻窪の音や金時(2023/2/28)。

風連:
Shozan Tanabe 田辺頌山 (尺八)
Miki Maruta 丸田美紀 (箏)
Kei Wada 和田啓 (perc)
ゲスト:
Taiko Matsumoto 松本泰子 (vocal)
Ryotaro Yahagi 矢萩竜太郎 (dance)
Yu Kimura 木村由 (dance)

和田啓さんの曲と即興。松本泰子さんの声と田辺頌山さんの尺八とのユニゾン、あくまで硬派の丸田美紀さんの箏、柔らかくも変拍子を混ぜてくる和田さんのリズム、どこの音楽でもない独創性が顕著で嬉しくなってしまう。

この日驚いたのは矢萩竜太郎さんの踊りのすばらしさ。狭くて観客と近いからか、あるいは音楽家との相性によるものか、形式や衒いを超えたものが表出していた。終わったあと多くの人が絶賛したのも納得。

Fuji X-E2, 7Artisans 12mF2.8, Rollei Sonnar 85mmF2.8 (M42)

●和田啓
ウタウタ@西荻窪・音や金時(2022年)

●丸田美紀
三浦一壮+丸田美紀+香村かをり+木村由@なってるハウス(2020年)
松本泰子+メアリー・ダウマニー+丸田美紀@音や金時(2019年)

●松本泰子
齋藤徹生誕祭@横濱エアジン(2022年)
ウタウタ@西荻窪・音や金時(2022年)
齋藤徹生誕祭@横濱エアジン(2021年)
松本泰子+メアリー・ダウマニー+丸田美紀@音や金時(2019年)
松本泰子+庄﨑隆志+齋藤徹@横濱エアジン(『Sluggish Waltz - スロッギーのワルツ』DVD発売記念ライヴ)(2019年)
『Sluggish Waltz スロッギーのワルツ』(JazzTokyo)(2019年)

●矢萩竜太郎
長沢哲+矢萩竜太郎+木村由+かみむら泰一+いずるばワークショップ@いずるば(2022年)
Memorial Tetsu@いずるば(2022年)
いずるば2022 / Entre-temps au grenier@いずるば(2022年)
『ツ・ナ・ゲ・ル・ヒ・ト』@千歳烏山TUBO(2020年)
『今・ここ・私。ドイツ×日本 2019/即興パフォーマンス in いずるば』(JazzTokyo)(2019年)
徹さんとすごす会 -齋藤徹のメメント・モリ-(2019年)
ジャン・サスポータス+矢萩竜太郎+熊坂路得子@いずるば(齋藤徹さんの不在の在)(2019年)
齋藤徹+久田舜一郎@いずるば(2019年)
齋藤徹+沢井一恵@いずるば(JazzTokyo)(2019年)
近藤真左典『ぼくのからだはこういうこと』、矢荻竜太郎+齋藤徹@いずるば(2019年)
即興パフォーマンス in いずるば 『今 ここ わたし 2017 ドイツ×日本』(2017年)
齋藤徹+かみむら泰一、+喜多直毅、+矢萩竜太郎(JazzTokyo)(2015-16年)
齋藤徹、2009年5月、東中野(2009年)

●木村由
齋藤徹生誕祭@横濱エアジン(2022年)
長沢哲+矢萩竜太郎+木村由+かみむら泰一+いずるばワークショップ@いずるば(2022年)
Memorial Tetsu@いずるば(2022年)
齋藤徹生誕祭@横濱エアジン(2021年)
秋分の午後@喫茶茶会記(2020年)
三浦一壮+丸田美紀+香村かをり+木村由@なってるハウス(2020年)
『ツ・ナ・ゲ・ル・ヒ・ト』@千歳烏山TUBO(2020年)
徹さんとすごす会 -齋藤徹のメメント・モリ-(2019年)
齋藤徹+長沢哲+木村由@アトリエ第Q藝術(2018年)
庄田次郎トリオ@東中野セロニアス(2018年)
宙響舞@楽道庵(2017年)
河合拓始+木村由@神保町試聴室(2016年)