ぷ~さんのブログ

観劇、読書、趣味の手作りなど、日常で感じたことを書き込んでいきます。

読書その16(茨の木)

2012-07-05 20:37:33 | 読書

さだまさしつながりになりますが、『茨の木』です。

さださんの本はエッセイやらトーク集やら、もちろん小説までいろいろ読んでいますが、この本は素敵です。いままで読んだ、さださんの本のなかで、一番好きです。

テーマは家族愛かな。

ふとしたことで、父親とケンカをしてしまうのだけど、仲直りをするまえにその父親が突然亡くなってしまう。これって、考えただけで切ないよね。どうすることも出来なくて後悔だけが残る。本当に悲しいと思う。

そしてその告別式のときに、たった一人のお兄さんともケンカ別れをしてしまう。しばらく後、そのお兄さんが50代で認知症を診断されてしまう。

そんな中、主人公が父親の形見、バイオリンのルーツを探る旅に出る。そしてその旅で改めていろんな事を考えるのです。

あったかい話です。読み終わって、良かった~~と素直に思える話。

考えてみると、この本に悪い人は一人も出ていなかったなぁ。

さだまさしさん、歌にトーク、文才もあり・・・・・おそるべし。

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