goo blog サービス終了のお知らせ 

ぷ~さんのブログ

観劇、読書、趣味の手作りなど、日常で感じたことを書き込んでいきます。

観劇その24(しみじみ日本・乃木大将)

2012-07-22 21:55:05 | 観劇

井上ひさしさん生誕77フェスティバル、『しみじみ日本・乃木大将』を観てきました。

陸軍大将・乃木希典さんのお話だけれど、主人公は愛馬なのです。

愛馬3頭の前足、後ろ足が乃木大将が殉死する日の異様な雰囲気を察知して、何があったか、何が起こるか心配?するわけです。

愛馬、寿号の前足に風間杜夫さん、後ろ足に吉田鋼太郎さん。

あらたま号の前足に山崎一さん、後ろ足に六平直政さん。

乃木号の前足に大石継太さん・後ろ足に大川ヒロキさん。

馬の話だとは知っていたけれど、馬の状態でどうやって演じるのだろう・・・・と思っていたんです。だって、顔は見えないでしょう。馬をかぶっていますからね~~。

そしたらスポッとぬぐんです。で、前足、後ろ足の位置で同時にセリフを言って、動くんです。常に足は馬の足です。これがものすごく面白い。セリフが全く乱れないのもすごいんです。お互いを前足君、後ろ足君と呼び合うのも可愛かったです。

風間杜夫さんは乃木大将も演じます。静子婦人は根岸季衣さん。

この舞台、皆が一人一役ではないので、根岸さんも隣邸の馬の足を演じます。朝海ひかるさん、香寿たつきさんも隣邸の馬の足です。

浅海さん、香寿さんは児玉源太郎と山県有朋も演じます。陸軍の正装で、演技は宝塚なんです。宝塚が強調されている演技。もう大爆笑でした。

笑いの連続の舞台。その中で乃木大将が、なぜに殉死を選んだかという事を考えるのですが、答えは出ないですよね。ただ、乃木大将は息子2人も戦死し、たくさんの若者も戦死させ、常に自分の死に場所を探していたのではないか・・・・と。

プログラムでは何人かの出演者が、戦争とつなげて考えています。二度と起こしてはいけない戦争を、こういう形で語り継ぐ事が井上ひさしさんの思いのひとつだったのかもしれないと改めて思いました。

風間杜夫さんがセリフをかむことが多く、途中吉田さんに『なんで、そんなにかむんだ!』と突っ込まれていました(笑)

『こういう日もあるんだ!』と切り返し、また大爆笑です。

楽まであと1週間。ちょうどお疲れかもね。

今日の観劇、とっても楽しかったのだけど、残念な事がひとつ。途中、お腹が痛くなりトイレに立ちました。昨日から、お腹の調子が今一つだったのだけど、よりによって観劇中・・・・・。本当にがっかりします。

救いは通路側席で出口にもっとも近い場所だったということかな。

お腹があまり強くない私は、本当に観劇中は緊張なのです。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする