ヤブマメ（マメ科）

　林縁のヤブに多いつる植物。この時期結構綺麗な開放花（普通の花）を咲かせる。これ以外に閉鎖花を持つとされるのだが、お粗末な話で今まで確認したことがない。機会があったら・・と思いつついつ出来るのか定かでない。とはいえこの青い花のいい雰囲気をカメラに収めてお伝えできることをよしとしよう。
　この近縁でツルマメがあるがこれがダイズの原種とされる。そういわれるとヤブマメも葉の雰囲気などなんとなくダイズの様子に似ていることに気づく。豆もどことなく大豆ぽい。

アブラガヤ（カヤツリグサ科）

　明るい湿地に大型の草本で茶色の花穂を垂れているものがある。アブラガヤというが、目を引くような派手さは全くないが湿原を構成する主要な植物のようだ。
　深い藪の中をうろつき回るとか、そういうところを横切らなければならない場合があるのだが、アブラガヤは遠目からでもよく見えるから地盤の様子を類推できる。
　私はこの草が生えているところはその下がかなりぬかるんでいて足をとられる可能性がある場所と判断する目印にすることがある。