森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

キツネノチャブクロ(ホコリタケ科)

2006年10月11日 | きのこ・菌類
 公園などでもよく見かけるホコリタケである。これは幼菌だが、成菌になると上部中央に穴が開き、つつくとそこから胞子が埃のように舞い上がる。面白いキノコだ。
 かっつて民宿を営む友人にこのキノコの幼菌をくしでさして炙ったものをわさび醤油で食べると結構いけるよと教えたら、喜色満面、それ以来その一品を客に出すメニューにとりいれたという。物珍しさが受けたようだ。

実りの秋 その4

2006年10月11日 | 自然観察日記
 これも私が栽培している果物。10月の遅い品種で瀬戸内白桃という。結構上品な味で今年は幾多の病気などの災禍をくぐって例年になく収穫することが出来たのだが、海山ともども大災害をもたらせた先日の台風の余波で大きな痛手をこうむってしまった。
 自家では処理しきれないので近隣知人に少しずつおすそ分けをしたが、少々痛みが気になってしまった。
 写真の赤い部分は袋掛けしていた袋が破れ日に当たって色づいたものである。そろそろ、我が家の実りの秋もお仕舞いになってきた。
 

イボクサ(ツユクサ科)

2006年10月11日 | 自然観察日記
 湿地にはイボクサが咲いている。ツユクサの仲間で花はずっと小さい。小さいながらもなかなか可愛い綺麗な花だ。写真は閉じているが花弁は内側の3枚が目立つ。
 イボクサの謂れはこの汁をつけて疣を取ったことから付けられたというが、実際の効果は疑問なのだそうだ。
 どこに行っても目を凝らせばいろいろな自然が見えてくる。これもまた楽しからずやである。