オトコエシの実である。花に注目することは多いけれど、実を眺めるのはあまりない。オトコエシは花が咲いた後実の付け根の葉が成長し、翼の状態になる。翼を持つ実が沢山かたまって付いているからかなりうっとうしい感じだ。もう少しすると風でも利用しこの翼を使って少しは遠くに運ばれて、そこで実が割れ中から種子がこぼれるのだろう。すべて発芽するわけでもないのであろうが、なかなかの量である。
年中いたるところにでるキノコでよく知られている猛毒菌である。この時期発生するクリタケに似ているところがあるのだろうか、名前もそうだが誤食して死亡する事故があったらしい。かじればかなり強烈な苦味があるからそれだけで食べるような代物でない。見た目も食欲をそそるようなものではない。