森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

シロオニタケ(テングタケ科) その3

2006年10月05日 | きのこ・菌類
 もっとないかと探したが、崩れ落ちたこの個体以外見つからなかった。3番目に登場するには少々物足りない姿だが老菌である。まだかすかに傘にはトゲトゲが残っている。このトゲトゲが「オニ」の由来なのだろうが、成菌の姿はテングタケ属独特のスタイルを誇示している。
 毒タケの多いテングタケの仲間だから食べることは考えない方がいい。見て楽しむキノコであろう。

シロオニタケ(テングタケ科) その2 お地蔵さん?

2006年10月05日 | きのこ・菌類
 こんどは、お地蔵さんだろうか。まるまる太った格好がユーモラスである。薄暗い雑木林の中にあってこの一角だけがまぶしい感じだから、やっぱり地蔵さんでいいのだろう。

シロオニタケ(テングタケ科) その1 雪だるま?

2006年10月05日 | きのこ・菌類
 雑木林でよく見かけるキノコでシロオニタケがある。この日はいくつかのスタイルのものに出くわして楽しい日を過ごした。
 まずこれは雪ダルマスタイル。実際は2~3cmくらいのものなのだが、色・形といい雪ダルマそっくり。思い切りアップで写真を撮った。トゲトゲの頭をした格好、可愛いさがにじみ出てくるようだ。

オニドコロ(ヤマノイモ科)

2006年10月05日 | 自然観察日記
 ヤマノイモを自然薯(じねんじょ)という。同じ名前の会に所属しているのだが、最近余裕がないせいか足が遠のいている。(早く復帰したいと強く考えているのだが・・・) そのヤマノイモに似るが葉が幅広で芋が苦くて食べれないのがこのオニドコロ。もっともヤマノイモは葉が対生だがオニドコロは互生で似ているといってもかなり遠縁である。
 間違えるということでは春先の山菜取りの時にもある。芽出しがタチシオデに似ているのでシオデと誤って採取される方がいる。これも是非気をつけていただきたい。ちょっとお騒がせな野草というところか。
 しかし、芋には長い根がたくさん付いているから長寿のシンボルとしてお正月に飾る地方があるのだそうだ。