森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

クギタケ(オウギタケ科)

2006年10月26日 | 自然観察日記
 比較的若いアカマツの林にはよくアミタケが発生する。そして、そこにはこのクギタケも非常に高い確率で発生している。この両種には因果関係があるとも言われて興味深いものがある。いずれも食用で愛用されている方も多いかもしれない。
 私はどちらかというとブナ帯の人間でアカマツなのど里山で遊ぶことが少なかったから、アミタケやクギタケを採取し食べるという習慣ができなかった。そんな言い訳で、味についての評価ができない。

ノガリヤス(イネ科)

2006年10月26日 | 自然観察日記
 林の光が差し込む少し明るいところに生えていた。「カリヤス」はススキの古語か同義語だという話であったと思う。全国に分布しているもので、またカリヤスという種もあるが、結構変異が多いということである。正直言ってこのあたりの種を見極める眼がまだできていない。
 したがって厳密な同定はしていないが、こういう雰囲気のものはノガリヤスでまず間違いないであろう。