湿原の真ん中にナガボノシロワレモコウの花が頑張って咲いています。紅葉が進んでいる中での花にはどこか侘しさが感じられますね。あいにく曇天で人のいない湿原は静寂そのものです。かすかに川を流れる水音しかしません。こういう孤独もいいですよ。
名前から察しられるますがワレモコウ(バラ科)と同属で穂の長い白花です。この種は穂の先端から咲き始め根元に移動します。根元の花が開花すると花は終わりということになりますから、限りがあるということで「有限花序」という区分にされます。従ってクガイソウ(ゴマノハグサ科)見たいな根元から咲いていく種は「無限花序」になります。花弁のない花でがくとしべが白い色をしているため全体が白色です。これもたきがしら移植されて種で自生ということではありません。