9月に斑尾で見たオオニガナがここにもありました。まだまだしっかりとした花を咲かせています。秋枯れの景色にとてもよく目立ちますから、こんなに遅くても昆虫は直ぐに気づいて花粉の運び役勤めてくれるでしょう。案外この季節のほうが確実に種子を残せるのかもしれません。移植されたのか自生種なのか判然としませんが、流通しているようなものではありませんから近くに生息していたのがいつしか住み着いたと考えています。こういう種こそ大切にして欲しいものですね。
アップで見ればキク科と容易に分かります。別属であってもニガナ系の雰囲気をもっていることから名付けられたのでしょう。これから急いで種子を熟し風に乗せて旅立たせないと間に合いません。まだ若いつぼみが沢山ありますから、結構無駄になるものがありそうです。もう少し早めに開花させられればもっと子どもを沢山作る気がします。