森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

クリタケ

2011年11月23日 | 自然観察日記
別名シモタケともいうクリタケは晩秋のキノコの一つです。里山の晩秋は刈り払いなど山仕事の季節で灌木を刈り払った後には発生したクリタケがしばしば見つかります。
見つかるのはクリタケばかりではありません。先日スズメバチ騒動がありました。オオスズメバチが刈り払い現場に現れて、「巣」があると早合点されその一角が閉鎖されてしまいました。結論から言うと、小型のクロスズメバチの巣が刈り払い現場にあったのですが、灌木が刈り払われたためにその巣がオオスズメバチに見つかってしまい、彼らの餌食になってしまったようなのです。オオスズメバチは他のハチを狩るハンターでクロスズメバチの巣が餌場になったのですね。
このクリタケ、そのクロスズメバチのすぐそばに出ていたものです。それにしても作業中に誰もハチの犠牲にならなかったのは助かりました。