森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

ヒノキ 雄花

2012年08月10日 | 自然観察日記
身近なものほど見逃しているものです。山野にスギの植林と共にヒノキの植林地も多くあります。ヒノキというよりヒバといわれている場合もおおいのですが、実は県内ではヒバはヒノキでないことが間々あります。ヒバといわれて調べるとサワラであったりヒノキアスナロであったりと樹種はまちまちで統一性がありません。簡単に葉の裏の白い気孔線がY字形をしている点で見極めるのことが出来ます。
花は春先には咲くはずですが、この季節に葉の先端に雄花がびっしりです。ルーペを持ち合わせていないときでしたので細かなことは確認できないのですが、おそらく来年春に咲かせるつぼみなのでしょう。夏の時期に来年の準備をしているということに気づかされました。

ヒノキ 果実

2012年08月10日 | 自然観察日記
ヒノキの若い果実です。これはこの春結実し熟成中のものです。秋には熟して褐色になってはじけ中の種を放出することでしょう。
ヒノキは雌雄同株ですから来年の雄花が形成され始めているなら、雌花もどこかで形成されはじめている理屈ですが、そこまで確認できずです。もっと本気で探してみる必要があったなぁと反省しているところです。ヒノキは日常生活の中に深く入っているようで、その実態をほとんど知らないことに驚かされます。何事も知ったかぶりをしないで謙虚に「なぜ?」「どうして?」を自問していかないといけませんね。

馬曲温泉独り占め

2012年08月10日 | 風景
長野の菅平に出向いた足でどうしても馬曲温泉(飯山市)に入りたくて回り道をしました。連日猛暑が続いているときで、訪れたときが他のお客が少なくて貸しきり状態の露天風呂です。遠くの山々が一望できるロケーション・・・、幸せでした。