夏の山野に綺麗なボール状の花を咲かせているのはイケマというガガイモ科の花です。花火のような形で花をつける様は興味深い習性です。こういう形で花をつける種は他にもいくつかありますが、比較的地味な色具合で目立たないほうの部類です。集まってくる昆虫にはどういう特徴があるのでしょうか?少し山手に行くと日当たりのいい林の縁にごく普通に見られます。良く見るとがくが花弁より目立ちやがて反り返っていきます。つる性の植物で有毒植物とされます(荷に毒がある)。しかし、新芽を山菜として利用されるようです。あまり食べないほうが無難ですね。
マルバアサガオみたいな蛾で対生します。アサギマダラという蝶の食草として有名です。この葉を食っているイモムシがいたらアサギマダラと考えてもいいのだそうです。有毒植物扱いですから、これを食べるアサギマダラにも毒成分が蓄積するわけですから、これで鳥などに食べられるのを防いでいるという考えがありますね。