森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

雪山散歩で見つけたもの① ウスタビガ

2013年03月09日 | 自然観察日記
冬の里山の楽しみは晴れた日のスノーシューの雪山散歩です。暖かい2月の初旬があったものの結局は大雪の年です。遠い雪解けにめげてもいられませんから何度か散策してみました。この間マスコミ出たりで私にとっては意外な展開もあって、例年より多い山歩きになりました。
多くはないのですがウスタビガの繭が所々に見れました。ウスタビガは何度か登場しますが、真っ白な世界に何とも言えない緑色の輝きに心打たれて話さないわけにはいかない存在です。

雪山散歩で見つけたもの② ウスタビガ繭

2013年03月09日 | 自然観察日記
アップで見るとその素晴らしさがわかりますね。もう中の幼虫は抜け出していて留守ですが、色はまだ輝きを失いません。いわゆる天蚕の一つで、これを集めて糸にするという話をどこかで耳にしたことがあります。出来ることならやってみたいとは思いますが、集めるとなると気が遠くなる話です。

雪山散歩で見つけたもの③ ヤママユガ繭

2013年03月09日 | 自然観察日記
ヤママユガの繭です。ちょっと壊れかけていますが、こちらの方が天蚕の本命のようです。もちろんもう幼虫は出てしまって留守。隅に穴が開いています。彼らはこの季節卵で越冬しているようです。知人の話では、コナラの冬芽の直ぐ下に産み付けられて理うのだそうで、これを採集して家で孵化させ育てるのだそうです。地道に取り組まれている方がおられるのですね。