森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

アカバナマンサク

2013年03月16日 | 自然観察日記
マンサクに赤い花があるのですが、ここまで赤い花でなおかつ大きな木は初めてです。マンサクなのかマルバマンサクなのかははっきりしません。越後の丘陵公園の一角に赤い花のマルバマンサクが自生しています。「赤」といってもこの個体のような真っ赤というのでなく「赤っぽい」という程度で芯の方は黄色みがかかります。どんな植物にも花の色の変化はあるもので、自生地をくまなく探すと掘り出し物があったのだそうです。自然界に時に生ずる逸品は富を生む存在で積極的に園芸化されたのだと聞きます。このアカバナマンサクもそういう類いのものなのか群馬の公園の一角にありました。

マンサク

2013年03月16日 | 自然観察日記
少し離れてマンサクです。マルバマンサクでなくマンサクです。マンサクという種は三国峠で学びました。日本海側低山にはマルバマンサクという低木から亜高木の種が自生していますが、群馬県境の三国峠には群馬側から進出してきたマンサクがあるのです。マルバマンサクもあったようですがあまり多くななかったかという記憶です。こと細かく調べていくとそれぞれの種の生き様というか生態というものの奥深さを感じてしまいます。実際はわからないことがいっぱいある中で断定的に言っていることに疑問を持つことがありますね。