坂戸山は後日再調査を行う話になっていますからいったん終わって、丘陵公園の植物を拾ってみます。ユキツバキの花がまだ残っていた5月、園内をゆっくり歩いてみました。そこで気づいたものをお話しします。
考えてみればユキツバキは坂戸山にはありそうですが分布していません。ユキツバキは新潟にあってはごく普通の種なのですがよく調べてみるととても不思議な種であることが分かります。大先輩であるI先生の教えもあって強く興味を抱くようになりました。坂戸山にはないものの魚野川を挟んだ対岸の南魚沼(旧六日町)の西山丘陵帯にはごく普通に自生しています。北は秋田から南は石川あたりまで、海岸線には別種のヤブツバキが自生していてユキツバキはありません。群馬・長野(北部にある?)にはありません。新潟でも湯沢にはないのです。ツバキ属は中国雲南インドシナ台湾あたりには多くあるそうでどちらかというと南浦系の種のように見えます。その中でユキツバキは最北に分布する種と言っていいでしょう。かなり特殊なツバキなのだそうです。I先生によるとユキツバキは寒がりで湿った厚い雪の布団におおわれていないと冬が越せないらしく、暖冬消雪の昨今春先に雪が早く消え再び寒波にさらされると枯死してしまうそうです。面白いですね。
考えてみればユキツバキは坂戸山にはありそうですが分布していません。ユキツバキは新潟にあってはごく普通の種なのですがよく調べてみるととても不思議な種であることが分かります。大先輩であるI先生の教えもあって強く興味を抱くようになりました。坂戸山にはないものの魚野川を挟んだ対岸の南魚沼(旧六日町)の西山丘陵帯にはごく普通に自生しています。北は秋田から南は石川あたりまで、海岸線には別種のヤブツバキが自生していてユキツバキはありません。群馬・長野(北部にある?)にはありません。新潟でも湯沢にはないのです。ツバキ属は中国雲南インドシナ台湾あたりには多くあるそうでどちらかというと南浦系の種のように見えます。その中でユキツバキは最北に分布する種と言っていいでしょう。かなり特殊なツバキなのだそうです。I先生によるとユキツバキは寒がりで湿った厚い雪の布団におおわれていないと冬が越せないらしく、暖冬消雪の昨今春先に雪が早く消え再び寒波にさらされると枯死してしまうそうです。面白いですね。