かつてデワノタツナミソウとされていた種で2005年に新変種として記載されたもの。新潟から西日本日本海側に生育するタツナミソウとされます。全体に毛が多くデワノタウナミソウとの相違が著しく、また花冠の下唇に斑点がないことはオカタツナミソウやコバノタツナミソウとの相違になっています。まだ新潟県内では認知度が低いようですが、個人的には里山フィールドミュージアム内に自生している個体はこの種と考えています。
コバノタツナミソウとは花の大きさがかなり違います。花冠の下唇の紫斑がないことも大きな差異です。澄んだ青い花がかたまって生えている場所があるのですが、初夏の里山の隠れた景観でこの季節散策する人だけが味わう癒しになります。