ヤマザクラやカスミザクラなどのサクラ属に分類される考え方もあるほどの「サクラ」に近い種。とはいっても花穂の状態がまるで違いますから一般の人は「サクラ」とは一線を画しています。似ている種にイヌザクラ、シウリザクラがあっていずれも穂状の花穂を持ちます。
越後ではウワミズザクラの若いつぼみを塩漬けにしたものを「あんにんご」と呼ぶことはよく知られています。杏仁の香りがするそうなのですが個人的にはよくわかりません。しかし、独特な良い香りはしますからこれが杏仁の香りかと勝手に思い込んでいます。酒の肴に良いとかで結構もてはやされていますが、個人的には若いつぼみは少しだけ天ぷらにしていただけば十分。春の香りを楽しみます。