ありふれたものでも意外に見落としているものが多くあります。クワもその一つ。里山フィールドミュージアム内には実に多くのクワの木が生育していて、また新たに芽生えてきて除去するのに一苦労ということもしばしば。桑の実をほうばって口元を紫にした経験を持っている方も多いと思います。さらに衣服を汚して親から叱られたなどという話も耳にします。馴染み深い桑の実ですが、意外に知らないのがクワは雌雄異株であること。
園内に桑畑跡という場所があり、かつてこのあたりでもカイコの飼育を行い繭の生産を行っていたことが伺われますが、その畑には雌株がほとんどありません。聞くところによるとカイコには雄株の葉を与えるというのがあって雌株は植えていないそうなのです。なぜかということを確認していないのですが、積極的な意味があるのでしょうね。ところで、山古志は鯉の産地ですがそれを支えたのがカイコの飼育なのだそうです。繭から糸を取った後のカイコガのさなぎが鯉のエサになっていてうまい循環ができていたそうです。多くの農村部ではカイコの飼育は現金収入の手段でかなり盛んにされていたようです。それを支えていたのは豊富なクワの木の自生があったのかもしれません。
園内に桑畑跡という場所があり、かつてこのあたりでもカイコの飼育を行い繭の生産を行っていたことが伺われますが、その畑には雌株がほとんどありません。聞くところによるとカイコには雄株の葉を与えるというのがあって雌株は植えていないそうなのです。なぜかということを確認していないのですが、積極的な意味があるのでしょうね。ところで、山古志は鯉の産地ですがそれを支えたのがカイコの飼育なのだそうです。繭から糸を取った後のカイコガのさなぎが鯉のエサになっていてうまい循環ができていたそうです。多くの農村部ではカイコの飼育は現金収入の手段でかなり盛んにされていたようです。それを支えていたのは豊富なクワの木の自生があったのかもしれません。