森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

オオバスノキの葉

2017年06月24日 | 自然観察日記
丘陵公園の里山フィールドミュージアの尾根部分にはツツジの仲間も多く自生しています。先日レンゲツツジを確認して興奮したばかりです。これは、オオバスノキという比較的地味な種。コナラの混じる比較的明るい水はけのよい場所に生育しているように見えます。

オオバスノキの花

2017年06月24日 | 自然観察日記
葉に隠れるように花が咲いていました。赤みの強い花を咲かせる地域もあるのですが、ここはどれも薄い色で別の種ではないかと疑われてしまうほど。カクミノスノキ(ウスノキ)も自生していますが、両種の区別は果実を見ると明白なのですが、春の段階ではなかなか判断に苦しむケースもあります。

オオバスノキの花 拡大

2017年06月24日 | 自然観察日記
花のがく筒が五角形の稜があればカクミノスノキ(ウスノキ)で果実は赤く実ります。しかし、この花はがく筒が丸いためスノキです。葉の大きい種ですからオオバスノキになります。果実は黒く熟します。