里山フィールドミュージアムで見られるカエデの仲間。カエデ科というのがムクロジ科になってしまってなんとなく寂しい気持ちを持っているのですが、ここには5種ほどのカエデの仲間が見られます。ウリハダカエデはその中でも多い方の種です。大木にはならずせいぜい亜高木レベル。幹の径が10cm以上になっても緑色の樹肌をしていますから「瓜肌」なのでしょう。
カエデの仲間の花は雌雄異株だったり同株だったり、1つの花穂に雄花雌花が混在していたりで複雑怪奇。というより雌雄異株になり切っていない進化途中のグループなのでしょうか。これは雄花。この個体は見た範囲ではすべて雄花ばかりでしたから雄株と言っていいでしょう。めしべがありません。