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山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

忌野清志郎の先見性

2014-06-11 09:51:59 | アート・文化
 忌野清志郎率いるRCサクセションのCD「カバーズ」が発売された。
 さっそく購入して聴いてみる。
 清志郎の反戦・反核の願いを名曲に歌詞をつけている。
 「ラブミー・テンダー」はその語呂を活かしたメッセージだ。

 「何 言ってんだー ふざけんじゃねー
  核などいらねー」から始まる。

 「いくら理屈をこねても
  ほんの少し考えりゃ 俺にもわかるさ
  放射能はいらねー 牛乳を飲みてー
  何 やってんだー かね(税金)かえせ」
  と直截に訴える。

 「目を覚ましな たくみな言葉で 一般庶民を
  だまそうとしても
  ほんの少しバレている その黒い腹」
 と、結んでいる。

 父が戦士して母親の手ひとつで育った彼の目には、世の中の本質がとっくに見えていたに違いない。
 「ラブミー・テンダー」の甘いメロディーのなかに、彼の怒りと悲しみとを塗りこめているとともに、ウイットと希望とを添加している。

 「目を覚ましな」というフレーズが胸を突く。
 マスコミはAKBとその視聴者にゴマをすり、清志郎の訴えをほとんど無視だ。
 「風化」がすべてに現実のものになってきている。
 

  
コメント
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