山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

「里山コンサート」を支える参加者と応援団

2015-11-14 22:16:58 | アート・文化
 午前中にお寺の法事が終わり、午後の本堂はコンサート会場となった。
 ボーカルの「一江(ヒトエ)ウタカ」さんが紡ぐ歌声はお寺のたたずまいとぴったりとしていた。
 サウンドエンジニアの「ワタル」さんの演奏も自然と人とをつなぐメロディーを生み出そうとしている。

     
 土といのちを大切にしている二人は、無農薬の畑を育て雑草もむやみに排除していないという。
 先日キャベツの苗をあげたところ、今は立派に結球してきたという。
 ウタカさんもハーブ栽培を続けながらその製品化をすでに実現している。

                     
 お弁当には、髪振り乱して栗の皮むきに奮闘した和宮様の渋皮煮・栗ご飯が出されていた。
 また、スタッフの松本さんが近所で釣ってきた百数十尾のアユも提供され天ぷらとなった。
 同じく、有機農法で初めて収穫した米によるご飯はUターンのケイスケくん。
 肉付きのいいイノシシを仕留めたハンターからいただいたワサビつきイノシシ肉。

                              
 さらには、スタッフの強引な要望を受け入れてくれたお弁当屋ミツワさんの協力も大きい。
 お寺の横ではお茶の提供やお弁当の手配にふんばる軍団も控えていた。
 雨であることをつい忘れる空間がここにある。

         
                       
 応援団の直売所では、北野婆っぱの手づくりコンニャク・ハヤトウリ粕漬、オルセットさんの手づくりパンも完売。
 道草庵農園の栗の渋皮煮・キクイモの味噌漬けも完売。
 また、無農薬の有機野菜も好調な売れ行きとなった。

 音楽・景観・買い物・お弁当と4拍子揃った楽しみを味わえる「里山コンサート」。
 リピーターが4割を超えるこのイベントも尾上さんという過疎でも心豊かに生きようとする情熱がそこにあるからだ。
 それに共鳴する応援団の存在のささやかさが光る。

                        
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする