MASQUERADE(マスカレード)

 こんな孤独なゲームをしている私たちは本当に幸せなの?

『二流小説家 シリアリスト』

2013-06-19 23:12:07 | goo映画レビュー

原題:『二流小説家 シリアリスト』
監督:猪崎宣昭
脚本:猪崎宣昭/尾西兼一/伊藤洋子/三島有紀子
撮影:高田陽幸
出演:上川隆也/武田真治/片瀬那奈/平山あや/伊武雅刀/高橋惠子
2013年/日本

「二流」という言い訳

 死刑囚の呉井大悟に「告白本」の執筆依頼を受けた小説家の赤羽一兵が殺人事件に巻き込まれる最中に、2度、銃撃されるのであるが、1度目は陸揚げされているボートの下に隠れた赤羽の前にサッカーボールが転がってきて、まるで銃声が聞こえなかったかのように少年たちがランニングに勤しんでいるし、2度目の時には赤羽は底なしの泥沼にはまり込んだはずなのだが、何故か自力で脱出出来てしまう。『脳男』(瀧本智行監督 2013年)や『プラチナデータ』(大友啓史監督 2013年)などと同様の真犯人の‘超能力振り’は相変わらずで、再審が決まっていたにも関わらず、あっという間に死刑が執行されてしまう展開も雑で、結局、美的価値観の違う赤羽に「告白本」の執筆依頼をした呉井の、母親に対する屈折した愛憎の説明にも説得力がなく、4人も脚本に関わっていながら、テレビの2時間ドラマでももう少し丁寧に製作されていると思う次第である。


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思いやりの無い政調会長

2013-06-19 19:40:49 | Weblog

高市政調会長、原発死者なし発言を撤回・謝罪(読売新聞) - goo ニュース

17日の神戸市で講演で、原発の再稼働に絡み「福島第1原発で事故が起きたが、死亡者

が出ている状況ではない。安全性を確保しながら活用するしかない」と発言した事で批判を

あびた自民党の高市早苗政調会長は、18日に、「被ばくで亡くなった方はいないが、安全を

確保しなければならないと伝えたかった」「まったく趣旨が取り違えられて報道された」

「もし誤解されたとしたら、しゃべり方が下手だった」と釈明したが、19日になって「私の発言

の一部が報道されたことで大変悔しい思いをされた方や悲しい思いをされた方に、心から

おわびを申し上げる」とし、「私が申し上げた、エネルギーに関する全ての発言を撤回する」

と述べるに至った。撤回する以上は“安全性を確保しながら活用するしかない”ということを

しない、になると思うが、また「しゃべり方が下手だった」とか「まったく趣旨が取り違えられて

報道された」などど釈明するつもりなのか 「私の発言の“一部”が」などどいまだに責任を

マスコミに擦り付けようとする不誠実さなど、基本的に高市早苗の言葉には他人に対する

思いやりが全く感じられない。


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