MASQUERADE(マスカレード)

 こんな孤独なゲームをしている私たちは本当に幸せなの?

『真夏の方程式』

2013-06-30 22:50:52 | goo映画レビュー

原題:『真夏の方程式』
監督:西谷弘
脚本:福田靖
撮影:柳島克己
出演:福山雅治/吉高由里子/北村一輝/杏/白竜/風吹ジュン/前田吟
2013年/日本

「真夏の方程式」の解き方

 「真夏の方程式」を解いてやろうと勇んで劇場に駆けつけるならば、その余りのストーリーの地味さに拍子抜けしてしまうであろう。どうもストーリーが上手く飲み込めないのである。例えば、両親の留守中に、三宅伸子に自宅に押しかけられた女子高生の川畑成実が、勝手に家族の写真を持っていってしまった伸子の後をわざわざ追いかけて鉄橋の上でナイフで刺してしまうまでの成実の狂気がどこから来るのかが分からない。
 同様のことは成実の父親である川畑重治にも当てはまり、元捜査一課の刑事だった塚原正次が自分の経営している旅館に宿泊しに来ただけで危機感を持ち、殺人にまで発展してしまう重治の狂気も異常で理解に苦しむ。成人した成実が待っているはずの実の父親である仙波英俊に会いに行かないことも、そもそも全ての元になっている川畑節子の‘尻軽さ’を誰も咎めないのが不思議なのであるが、そのような細かい説明は原作に書いてあるので、本作を観る前でも後でもとにかく原作を読めば「真夏の方程式」の解答の糸口は掴めるであろう。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

何でもしたがる人

2013-06-30 00:01:15 | Weblog

橋下氏、徳島県議を「ひきょう」と批判 広域連合議会で(朝日新聞) - goo ニュース

 29日に大阪市内で開かれた、関西の2府5県と4政令指定市の首長と議員による関西

広域連合議会において、橋下徹市長に対する元大学院准教授の雑誌の発言を引用する

形で「刺激的で中身に乏しい発言を繰り返し」「ツイッターというおもちゃで悪口雑言を垂れ

流した」と批判し、さらに、米軍新型輸送機オスプレイの訓練受け入れを広域連合の会合で

提案したことについて、「唐突な思いつきで市町村との信頼関係を崩す」と非難した徳島県

の自民党の竹内資浩県議が、橋下に答弁を求めなかった理由は、議論しても実りのある

展開にならないと思っていたからだと思うが、橋下がオスプレイに関して、「大阪府市は

東日本大震災のがれきを必死に住民に説明して受け入れた。徳島県でも引き受けをやって

から言ってほしい。何でも嫌だと言うのではなく、沖縄の問題を考えて汗を流すべきだ」と

いう発言は微妙なもので、東日本大震災のがれきを他の都道府県が受け入れることは、

他国から見ると放射能で汚染されたがれきが全国にばらまかれているように見えるから

あくまでも被災地内で処理するように努めるべきという意見もあり、“何でも嫌だと言う”こと

は問題だとしても、橋下のようにとりあえず何でもすればいいというものでもないのである。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする