原題:『Turbulence』
監督:ロバート・バトラー
脚本:ジョナサン・ブレット
撮影:ロイド・エイハーン
出演:ローレン・ホリー/レイ・リオッタ/ヘクター・エリゾンド/ベン・クロス
1997年/アメリカ
「Fright Attendant」について
この航空パニック作品には、例えば、主人公のテリー・ハロランが一度はコックピットの操縦席で飛行機を操縦していながら、同僚のマギーを探すためにわざわざテッド・バンディ(Ted Bundy)のような連続殺人犯人のライアン・ウィーバーがいる客室に戻ってしまうところなど登場人物の行動に緊張感が足りないと思うが、公開時は2011年9月11日のアメリカ同時多発テロ事件が起こる前だから出来た演出であり、今ならば戦闘機で撃ち落とされて終わる事案である。
因みにウィーバーの隣に座っていた保安官が読んでいたエドウィン・C・スタインブレッシャ―(Edwin C. Steinbrecher)の『瞑想への道(The Inner Guide Meditation: A Spiritual Technology for the 21st Century)』は実際にある著書なのだが、何の役にもたっていないように見える。確かに読み始めたばかりならば役に立てようがないのだが。