原題:『Pad Man』
監督:R.バールキ
脚本:R.バールキ/スワナンド・キルキレ
撮影:P・C・スリーラム
出演:アクシャイ・クマール/ソーナム・カプール/ラーディカー・アープテー
2018年/インド
「バッドマン」を凌駕する「パッドマン」について
主人公の「パッドマン」ことラクシュミカント・チャウハンが女性用の生理用ナプキンの開発を始めたのは2001年で、当時のレートは1ルピーが2.5円らしいのであるが、もちろんこの通りに換算しても日本とインドの物価を勘案しなければよくわからない。
いろいろとブログを見てみると、だいたい実感としては1ルピーが100円と捉えればいいように思うのだが、そうなると当時インドで売られていた生理用ナプキン(おそらく5枚で一か月分)は55ルピーだから5500円となりこれは確かに高額で気軽に使える代物ではない。これをラクシュミは2ルピーで売るというのだから200円ならば、それまでと比べるならば気軽に使えるであろうが、ラクシュミは低価格の生理用ナプキンの開発に9万ルピー費やしたというのだから、ざっと一千万円かかったということであろう。
それにしても便利だからといってすぐに大衆に受け入れられず、ラクシュミは製品開発と同時にインドの慣習、女性のために作っているにも関わらず激怒するその女性たちの「偏見」とも戦わなければならなかったところがとても興味深い。
エンドクレジットで流れた「ザ・パッドマン・ソング」が「バッドマンのテーマ」に似ている、というよりも似せているところが笑える。やはりヒーローの名前は連呼したくなるのだろう。
The Pad Man Song | Padman | Akshay Kumar & Sonam Kapoor | Mika | Amit Trivedi | Kausar | Superhero
The Batman Theme Song