MASQUERADE(マスカレード)

 こんな孤独なゲームをしている私たちは本当に幸せなの?

「ヴァージョン(ミサイルのヴァリエーション)」

2018-12-04 00:56:39 | 美術

 六本木の森美術館で催されている「カタストロフと美術のちから展」で個人的に一番

面白かった作品はオリバー・ラリック(Oliver Laric)の「ヴァージョン(ミサイルの

ヴァリエーション)(Versions : Missile Variations)」(2010年)だった。

 1981年、オーストリア、インスブルック生まれでベルリン在住のラリックは「軍事組織

であるイラン革命防衛隊が2008年に発表した4発のロケット型ミサイル弾の発射写真が、

実は合成写真であるということがすぐに発覚し、ミサイルが3発しか写っていないオリジナルの

写真を発表し直した、という事件に想を得て」アルミ複合版にエアブラシ・ペイントで描いた

10のヴァリエーションなのであるが、下の作品がメチャクチャで一番面白いと思う。


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