原題:『回路』
監督:黒沢清
脚本:黒沢清
撮影:林淳一郎
出演:加藤晴彦/麻生久美子/小雪/有坂来瞳/松尾政寿/武田真治/風吹ジュン/菅田俊/哀川翔/役所広司
2001年/日本
「概念」の映像化について
ストーリーがあって無いような、まるで「死の恐怖」や「終末観」という概念を映像化したような感じで、後半になって主人公の大学生の川島亮介の目の前で唐沢春江が右手に拳銃を持って喉元を撃ち抜くものの、銃弾で春江の顔が崩れることもなく、何故か春江の遺体を残したまま川島が工藤ミチと車に乗って行った先の港には何故かモーターボートが用意されており、二人でボートに乗って行った先には大型のフェリーがあって、二人は船長(役所広司)に「救われる」ことになるのだが、一体何の話だったのか、という感じだけが残る。
元ネタはジャン=リュック・ゴダール監督の『アルファヴィル』(1965年)といったところだろうか。
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