回転寿司の珍しいネタ（ハタハタ）

１０年以上前に金沢を旅行してハタハタ（鰰）の美味しさを知った。犀川沿いの大衆割烹で前菜として出された田楽の味を今でも忘れることができない。ハタハタが寿司ネタとして使われていることは大野まで足を延ばして確認できたが、時期が早くて口にすることは叶わなかった。

それが西日本の回転寿司で食べられるようになるとは…。味は魚の生ハム版と言った風でプリプリ感が印象に残った（２貫で２００円程度）。皮を剥がないハタハタのネタは珍しいと思う。見た目と寄生虫が気になる人は皮目を炙ってもらうのが無難だろう。

激安理髪店で流れた有線放送に聴き入る

料金が安い、待ち時間がほとんどない、カットのセンスがよい、この３点を満たした理髪店が市内に増え競合している。私が激安店を利用する理由に理髪師が無駄口をたたかないことも含まれる。得てして技量の乏しい職人は口を動かすと仕事が雑になる（笑）

散髪は通常１０分強で終わるのだが、店の冷めたい空気を和らげるのが有線放送である。幸運なことにオフコースの「さよなら」を丸々聴くことができた。この曲がヒットしていた頃、私は小学校５年生だった。ホテルカリファルニアのような物悲しい曲調は今聴いても新鮮である。居酒屋で有線の演歌を聴いて涙ぐむ薄毛のオヤジの気持ちが少しだけわかったのである（笑）