寮管理人の呟き

偏屈な管理人が感じたことをストレートに表現する場所です。

きつね昆布うどんの醍醐味

2011年01月25日 | 家飯
寒い時期は熱々のうどんをよく啜る。私は岡山手延素麺株式会社(浅口郡里庄町)の「かも川うどん(乾麺)」を使っている。ゆで時間は10分強かかるが、待つだけの価値は十分ある。

かけうどんに甘辛く煮た油揚げととろろ昆布をのせる。こうすると普通の出汁でも奥行きが生まれる。適度に歯ごたえがあるうどんが喉を通過する時の快感がたまらない。

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うずみという備後の郷土料理

2011年01月25日 | 食材
昨年の12月上旬に林家きく姫さんが我が故郷(城下町)を旅する番組が放映された。姫様は旧赤線地帯をぶらついた後、駅前の料理屋に入って「うずみ」を食べていた。

町興しの一環として「うずみ」を全国にPRして行こうという動きは知っていたが、備後人である私は生まれてから一度も食べたことがなかった。それで年が明けて母親に「昔はうずみという料理を食べとったん?」と訊いてみた。

「そう、確かに食べとったなー。でもただの汁かけ飯よ」

母はめんどくさそうに教えてくれた。彼女の支離滅裂な話を要約すると以下の通りだ。イリコだしで白身魚や人参・里芋などの野菜を煮たものをご飯の上にかけたとのこと。飯で具材を埋めて隠すようなことはしていなかったとも言った。幕末生まれの曾祖母が健在だったことから大東亜戦争突入直前の回想と思われる。

曾祖母は食事作法には非常に厳しい人で牛や豚の肉は絶対に食べなかったそうである。かしわでさえも食卓に上ると嫌な顔をしたというから、昭和の世になっても江戸の教えを頑なに守っていたのだろう。

母が嫁いでから「うずみ」を作らなかった理由は大体想像できる。「汁かけという行為自体が嫌」とよく子どもに囁いていたくらいだから(笑)

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