寮管理人の呟き

偏屈な管理人が感じたことをストレートに表現する場所です。

福山市の地吹荒神社前交差点から鷹取橋跡を辿る(後編)

2012年10月04日 | 郷土史
福山市地吹町と沼隈郡草戸村(※昭和5年10月15日福山市に編入)を結んでいた鷹取橋。鷹取川右岸土手が井上タバコ店(茶褐色のタイル張り)辺りになる。

『芦田川文庫8 城下町福山(昭和六十一年)』に収められた鷹取橋(大正2年3月架橋 ※『ふくやま歴史散歩(2011年)』の記述を参照)の写真は大変貴重だが、橋の欄干にもたれた鳥打帽を被った男性の身長から逆算すると橋脚の長さは3m50cm~4m弱程度と考えられる。

廃川後土手が取り除かれて現在の状態となった。昭和15年(1940)発行の大日本職業別明細図(広島市のあき書房による復刻)から井上タバコ店周辺を拡大してみた。

昭和15年発行の大日本職業別明細図(福山市)より草戸2丁目周辺を拡大

井上タバコ店からしまなみ信用金庫(草戸町3丁目6-10)にかけての敷地に大正酒造、そしてその南には福山織物合名会社が建っている。

福山市草戸2丁目のJFE

明治40年(1907)設立の福山織物合名会社(後に株式会社となる)跡地にできたのがJEL福山工場(草戸町2丁目8-20)である。会社の前には福山織物株式会社発祥の地碑が設置されている。

JFE前に設置された福山織物株式会社発祥の地碑


2019.3.3追記
※井上タバコ店などがあった場所は「セキュレア草戸町2丁目」に変わっている。
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昔ながらの稲の掛け干し風景

2012年10月04日 | 日記
福山市内の田んぼで稲刈りが始まったようである。稲の天日干し(稲を束ねて逆さにして乾燥させる)を見るのは何十年振りだろうか。今でも昔ながらのやり方を踏襲している農家もあるのだ。私は少し嬉しくなって懐かしい風景をカメラに収めた。

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