寮管理人の呟き

偏屈な管理人が感じたことをストレートに表現する場所です。

備後国福山の基礎を作った水野勝成公

2012年10月14日 | 郷土史
私がこの世に生を受けてから福山城公園へは100回以上足を運んでいる。飽きがこないのは毎回何がしかの発見があるためだ。季節ごとの草木の変化を見るのもまた楽しい。

先日内堀跡を示すモニュメントが県立歴史博物館へ行く道中にあることを知った。ただし暗すぎて文面が非常に読みにくい。城の遺構を示す標識の作り替えと増設を真剣に検討すべきであろう。

福寿会館の庭園から福山城を望む

福寿会館の庭園に入り福山城を望む。このアングルから見た城が私は好きである。福山の街の中心でのんびりできる数少ない空間の一つとして皆さんに紹介しておく。

水野勝成公の銅像(福山城公園内)

庭園を出て城に戻る途中で水野勝成公の銅像を見つけた。阿部正弘公の銅像と比べると非常に目立たない場所に建っているのはどういう理由なのだろうか。

福山の原型を作った武将をあまりにも軽視していることに怒りがこみ上げてきた。彼の業績を正当に評価する教育を小・中学校で行う必要がある。大学の先輩がかつて私にこんな話をしたことがあった。

「歴史を疎かにする者は結局、質の悪い同族ともぶれる(≒戯れる)だけで全然賢うならん。あれらのルサンチマン(賢者や富める者への怨念)は実に醜い。欲深い連中はあと1段上ればゴールという所で足を踏み外し坂を転げ落ち首の骨を折るんよ」

私がふき出して「思い上がった時点から人間の畜生化が始まるってことですかね」と言うと先輩は「悪行を重ねる世の嫌われ者には罰があたって当然」と付け加えて高らかに笑った。

水野勝成公の業績を記した銅版

福山城周辺地図(福山城博物館のパンフレットより拡大)

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道端で拾った柘榴(ざくろ)

2012年10月14日 | 食材
霞町の道端に柘榴が落ちていた。横を見ると大きな木があって実をたくさんつけていた。自宅に持ち帰った柘榴は数日放っておいた。

幼い頃は柘榴の木によじ登って実をもぎかぶりついたものである。柘榴を割るとルビー色の粒々がびっしりと入っている。粒を口に入れて僅かな汁を吸う。この甘酸っぱさは忘れられない秋の味だ。

柘榴を割った状態

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