卯の花(おから)を出汁・砂糖・塩・酢を合わせた調味液で煮てほんのり甘酸っぱい味に仕上げる。これを衣として糸造りにしたコノシロ(酢で〆たもの)、塩もみしたキュウリとニンジン、そして黄身そぼろと和える。
酸味を緩和してまろやかな風味を作り出す砂糖と黄身の働き。地味な食材が華やかに、かつ上品な味に仕上がるのが卯の花和えの醍醐味である。一般の人には見向きもされないコノシロを逸品にまで昇華させることができる日本料理の技法をより多くの人に伝えたいと思う。
コノシロ酢も普段の酒のアテとしては合格点が出せる。ただし、片身づけにしたのは失敗だった。皮が噛み切りにくいのである。三等分に切り分けた方が良かったと大いに反省した。

酸味を緩和してまろやかな風味を作り出す砂糖と黄身の働き。地味な食材が華やかに、かつ上品な味に仕上がるのが卯の花和えの醍醐味である。一般の人には見向きもされないコノシロを逸品にまで昇華させることができる日本料理の技法をより多くの人に伝えたいと思う。
コノシロ酢も普段の酒のアテとしては合格点が出せる。ただし、片身づけにしたのは失敗だった。皮が噛み切りにくいのである。三等分に切り分けた方が良かったと大いに反省した。

