寮管理人の呟き

偏屈な管理人が感じたことをストレートに表現する場所です。

ほうれん草のお浸し

2010年02月20日 | 家飯

ゆで野菜をグレードアップしたのがお浸しである。だし10(鰹節が主)に対して薄口醤油1を加えたものを調味液としゆでて水気を絞ったほうれん草を1時間程度浸す。

仕上げに白煎りゴマを振り香りとコクを足す。だしを吸わせたほうれん草はオツな酒肴だが、飯のおかずとしてもよい。

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ほうれん草は軸の部分が甘い

2010年02月19日 | 食材

スーパーには年中同じ野菜が並ぶ。ゆえに旬を忘れてしまうことがある。ほうれん草の旬は冬だが、それを意識している人はほんの一握りだろう。

ほうれん草は品種改良が進みアクが少なくなった。その反面味が薄くなったという声も聞く。同じほうれん草でも味はピンからキリまである。

最も手っ取り早い食べ方は茹で野菜だ。さっと湯通して冷水に放ち水気を絞ったのに醤油を少しかけて食べる。根元に近い軸(赤みを帯びた部分)は甘みが強く歯ざわりがよいので特に好きだ。

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地元について語る姿勢

2010年02月18日 | 日記
地元について話をする際に私は安っぽい自慢にならぬように気をつけている。

ネイティブには2種類ある。生まれ育った地から遠くに1度も出たことのない人間と大学進学や転勤により県外で数年間暮らした人間である。概して前者は目が肥えておらず地元に甘い点数をつけて余所者に対して偏った考え方(イデオロギーを含む)を押し付けがちである。

広島が観光地としてイマイチの評価を下されるようになってきたのは先に述べたようなことで旅人に「鬱陶しさ(暑苦しさ)」を感じさせているのではないかと思うのだ。

私は故郷を他人に説明する時にはこう言う。

「暮らすには便利な街だと思いますよ、欲しい物を手に取れない欠点さえ我慢すれば。名産は暮れのくわいに小魚。催し物は知名度の低い花祭りにヤラセ鯛網など。どれも地味なのがミソなんですよ」

聞き終わった人はほとんどが苦笑して下を向く。歯に衣着せぬ物言いは広島県東部(岡山との県境)に生まれた人間の真骨頂だ(笑)

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歯磨きの常識(なるほドットJAPAN)

2010年02月18日 | 日記

これまで朝食後と寝る前に歯を磨けばよいものと思っていた。ところが昨日の「なるほドットJAPAN」で本田俊一医師が「起きてすぐと寝る前の2回の歯磨きが重要」と語っていたのだ。

起床時の歯磨き前の唾液に糞便10gと同じ位の細菌がいるのには驚いた。食事の際によく噛んで唾液を出しお茶を飲むことで口の中の菌数は減るので食後の歯磨きは特に必要ではないらしい。

朝、顔を洗い口をすすぐまではやっていたが、明日からは歯磨きを加えて様子を見ることにしよう。

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名物自慢はそこそこに

2010年02月17日 | 日記
名物自慢をこれでもかという位聞かされるといやーな気持ちになる。やはり許容限度があるのだ。

テレビは「日本一」とか「絶品」といった言葉を毎日のように垂れ流す。競合先に品質で並ばれて生産量の多さを強調するだけのカビ臭い商品をお客が買いたいと思うだろうか?

右肩上がりの消費経済が崩壊した今、需要と供給のバランス(人口減少と食の変化)を考えて生産量を調整しなければ悲しい結果が待ち受けるのは子どもにもわかる。

私は居酒屋「大はし」の宣伝文句を思い出して微笑んだ。

 名物にうまいものあり北千住
 牛のにこみでわたる大橋
 千住で2番
 創業明治十年 大はし

「洒落っ気」や「はにかみ」を多くの日本人が失ってしまったことと低級な文化を生み出す土壌には密接な関係があるだろう。

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ほんのり塩味が効いた豆餅

2010年02月17日 | 家飯

小腹が空いた時に私は豆餅を焼く。丸餅ほど量がないのでおやつにするのである。餅にはほんのり塩味が効いていて何もつける必要がない。

香ばしい豆のにおいにつられてたくさんパクつきたいが、歳を考えて2個で我慢する。玄米茶を啜りながら豆餅を食べるのも今月一杯だ。

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メダルの色に拘るアスリート達

2010年02月17日 | 日記
バンクーバー五輪、スピードスケート男子500mで長島圭一郎さんが銀、加藤条治さんが銅メダルを獲得した。二人ともレース後のインタビューで金を逃した悔しさを吐露していた。

確かに金と銀、銀と銅の差はあまりにも大きい。勝ちに拘るアスリートの発言は実に重い。ほんの僅かの差で表彰台に上がることのできなかった選手の苦い思いを考えると私の喜びも半分ほどになった。

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女性の政治に対する厳しい眼差し

2010年02月16日 | 日記
時事通信社と日本テレビが行った世論調査で鳩山内閣の支持率が35.7%だったという。各新聞社でも同様の調査を行っているがどれも4割台だっと思う。底を打つどころか更に下落するのではないかという気もしてきた。

V字回復は夢のまた夢で政治評論家・三宅先生の5月退陣説もあり得るかもしれない。悪いことに「政治と金」の問題が北海道でも浮上したようで首相はさぞ頭が痛いことだろう。

女性の厳しい眼差しが数字にはっきりと表れていることをまずは首脳部がしっかりと認識すべきであろう(笑)

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カサゴの煮付け

2010年02月16日 | 食材

霜降りにしたカサゴを煮汁で炊く。煮汁は魚の状態で多少変えるが、鮮度が良い物については基本的に酒(+水)と醤油(薄口+濃口)を合わせて作る。

私は糖分をあえて追加しないようにしている。酒の持つ甘みで十分だと思う。料理屋によってはだしを使う所もあるようだが、余計な仕事である(笑)

この料理は潮煮に近い。あっさりした白身を自然な形で食べるのも悪くない。

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カサゴの霜降り

2010年02月15日 | 食材

私はカサゴという魚が大好きである。プリプリした淡白な身はどんな料理にしても◎だ。広島ではありがたいことに黒メバルよりも安く売っている。

煮魚にする場合は霜降りにする。沸かしたお湯に少しさし水をしたのに(鱗、エラ、内臓を除去した)カサゴをくぐらせ冷水に取る。ここで残っていた汚れと鱗を丁寧に落としておく。

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きぬがさうどんを啜り体を温める

2010年02月15日 | 

底冷えに耐えかねて長等商店街に駆け込んだ。私はめでたい名前の食堂に入りきぬがさうどんを頼んだ。そしてお茶の入った湯飲みを両手で握り徐々に指の感覚を取り戻した。

きぬがさ(衣笠)とは食べやすい大きさに刻んだ揚げを卵とじにしたものだ。大津は京都から近いので食文化も強い影響を受けているのだろう。

店主が言った通り「ごく普通のうどん玉」だが、雪の日にはご馳走になる。卵をフワフワに仕上げているのは流石だ。広島では馴染みのないメニューをこれからは自分で作ろうと思った。

長等商店街の人は挨拶がきちんと出来ていた。それは慇懃という感じではなくまったく自然だった。私は故郷の商店街が寂れた要因を遠回しに教えられて恥ずかしくなったのである(笑)

大津市の長等商店街

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大津市・柴屋町遊廓跡を歩く(その6)

2010年02月14日 | 

ふぐ料理の看板を出している所もどうやら空き店舗のようだ。景気が悪くなると真っ先に打撃を受けるのは高級料理屋である。主に接待で利鞘を稼いでいた店が急に経営転換するのは難しい。生産過剰の牡蠣でさえ散々な有様だからふぐは尚更である。私は苦笑して坂を上った。

通路

道が途切れることなく更に細くなって続いているのには驚いた。連れ立って歩くには困難な空間で息苦しさを覚えた。その時、背後でニャーオという声がした。振り返ると猫が物欲しげに私を見ているではないか。小動物に見送られ旧色街を去る男の頭上では雪が派手に舞っていた。

通路にいた猫

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大津市・柴屋町遊廓跡を歩く(その5)

2010年02月14日 | 

再び柴屋町通りに出た私は「大衆酒場」右脇の小路に足を踏み入れた。赤線廃止から五十年以上が経過し、建て替えが進んでいる。

大津市長等のスナック街

通りから少し中に入った辺りにある建物は明らかに元妓楼だ。この界隈はスナックの看板が目に付くが、店を畳んでいるのもかなりある。やはり不況の影響が大きいのだろうか。

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大津市・柴屋町遊廓跡を歩く(その4)

2010年02月13日 | 

突き当たりから道は左右に分かれて折り返して柴屋町通りと繋がる格好になっている。屋号の出た格子戸の家には古びたプレート「料理飲食等消費税 特別徴収義務者の証」が打ち付けられていた。これは遊興飲食税が昭和三十六(1961)に改称されたもので、赤線廃止の三年後にあたる。

周辺は妓楼が軒を並べている。空き地の裏側の建物は全く修繕が行われていない。私は2階手すりの「透かし彫り」に注目した。当然ながら妓楼ごとに細工は異なる。

妓楼の手すり(パターン1)

雲や松の形は比較的多いが、瓢箪は初めて目にした。楼主は縁起をかついで招福を意味する瓢箪の「透かし彫り」を選んだのであろう。職人の技をしばし堪能してから地蔵尊が祀られている所に戻った。

妓楼の手すり(パターン2)

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