THE FOURTH PARTY

チョイ毒エッセイのようなもの。コメント欄でのやりとりはしません。用事がある人のみ書き込んでくだされ。

道との遭遇

2007-12-28 12:42:50 | XLR250

前回の記事は単なるネタだったのだが・・・(笑)

既に昨日の時点で今回分の作業はやってあったのだよ、フフフ。

XLRのこれまでの経緯を改めて書くと、 ※俺の視線で書いてあるので関係者方々、不愉快に感じたら申し訳ない
8月中には全てを完了するつもりで引き受けたXLRの整備だが、最初に預かったのが8月6日。チームの合宿を盆休みに行う予定だったので、ここでバラしてしまうと合宿でN目君が乗るバイクが無くなるのと、メーカーが休みに入ると部品入荷が遅れるであろう事で、敢えてバラすのを見送る。
その後もう一度N目君の所へ帰り(合宿への行き帰りの運搬の都合)、再び預かったのが9月頭。
最初からヘッドのOHをする予定だったので直ぐにバラしたら、何とエンジンオイルが入ってなかった事が判明。
そして結構膨大な量の純正部品を発注。ヘッドはエンジン屋さんへ。
完成後は当然ナラシをやらねばならないので、直ぐに組みたかったのだが、純正部品に数点のバックオーダーが発生した。純正部品が全て揃ったのが10月10日頃。俺は年間を通して9月後半から10月、11月が最も仕事が忙しいので、正直なところこの時期に重整備をやるのはかなりキビシイ。夜中の12時頃に仕事の手を止めてXLRの整備を2~3時間程度行い、その後また仕事というスケジュールを繰り返す事となった。
組み立てようとすると打ち換えたバルブガイドのクリヤランスが何故かやたらと小さい。EXはOKだが、INの2本がかなりキツい。コリャエンジン屋さんがIN側2本にバルブガイドリーマーを通すのを忘れたな、とは思ったが、時間的な問題で「まあなんとかなるだろう」と10月11日にそのまま組んだ。
が、ナラシ運転中にエンジンが止まってしまった・・・。
本番は10月20・21日。結局ムリヤリ赤の他人(東海地区のライダーには結構有名なヒトw)から拝借したスペアマシンのエンジンに積み替えて出場。
本家のエンジンはそのまま我社に放置・・・。

参考過去記事
XLRエンジン組み立て
坂内2DAYSエンデューロ・その1
坂内2DAYSエンデューロ・その2

タペットカバーを外すと・・・何とリテーナーがコッターをくっつけたままコロコロ・・・。

Epsn4889

有り得ん(爆)。

バルブがコッターの部分でポッキリと折れている。
ヘッドも外す。燃焼室は無傷。ロッカーアームにも傷は無い。

Epsn4890

被害は、なんとインテークバルブ1本のみ。エンジンが止まってしまった時に無理にエンジンを掛けなかったのは良い判断だったようですな。

バルブガイドのクリヤランスが小さいので抵抗が大きく、リテーナー辺りに負担が掛かったのだろうか。中古を使い回したのはバルブスプリングシートのみで、後は全て新品。トラブルの原因として考えられるのは、やはりバルブガイドのクリヤランスくらい。
簡単に直りそうだ。
問題はバルブガイドのクリヤランスが原因だったとして、エンジン屋さんがクレームとして受け付けてくれるかどうかだが・・・。 ※随分日にちも経っているし、判っていながらそのまま組んでいるので・・・

必要な部品はINバルブ1本とステムシール1個(リップを傷めていると思われる)、念の為にコッター2個とリテーナー1個(食いついてしまっているので痛んでいる可能性が高い)。

ちなみにタイトルは変換ミスではなくて、ワザとです。解る人には解っていただけるかとw

コメント (5)
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