坂出市の祖母及び姉妹行方不明事件に関して、自分のブログに犯人を特定したかのように書いたタレントが、所属事務所から活動停止処分を受けたという。ことほどさように、ブログや2チャンネルでは「犯人捜し」が 盛り上がっているのだ。
例えば「犯人は画伯」という書き込みが多く見られる。TVで事件を見た人であれば、画伯というのはピンとくる名前(表現)なのだ。
マスコミ報道では、さすがに犯人を特定するような報道は行われていない。だが、上記のブログ事件を採り上げる中で、何となく犯人を示唆するような画像が流されていると思うのは私だけだろうか。
「週刊新潮」最新号は、この事件で囁かれる「5つの謎」という記事を掲載している。ここでは、事件が外部犯行ではなく、家族内のトラブルによる犯行であることを強く匂わせている。
TVのワイドショーは、例の「鈴香容疑者」報道を思わせる過熱ぶりである。暇な主婦や老人が「一億推理探偵」になっているあいだに、もっと大事なことがまた見過ごされていくのか…。