あの桑田真澄が、早稲田大学大学院を受験するという。「スポーツ科学研究科」でスポーツ・マネージメントを研究するそうだ。
桑田と言えば、江川卓と並んで、”悪名”高い男だ。PL学園高校から早大に進学すると言いながら、巨人が指名したとたん、前言を翻しちゃっかりと巨人に入団した。このとばっちりを受けたのが清原だった。
巨人在籍中は、不動産投資に熱中し、「投げる不動産王」とか揶揄されたが、バブル崩壊で多額の借金を負うことになった。本来、不動産投資は自己責任なのだが、桑田は被害者のような顔をして、しおらしくしていたのが印象に残る。読売からカネを借りるためだったのだろう。こういう男は、もし、バブルで大もうけしていたら、人を人とも思わない尊大な態度を取っていたに違いない。
巨人をお払い箱になると「大リーグ」への挑戦だ。中年サラリーマンの”星”というようなストーリーをでっちあげ、バカなマスコミもこれを持ち上げた。しかし、本人は大リーグを話題づくりにしただけであって、予想どおり「チャレンジを終えて」帰国した。「この経験を活かして、指導者としてやっていきたい」などとぬけぬけと話している。
それに続く最後の総決算が、今度の「大学院挑戦」だ。「早大はずっと前から行きたかった」と言っているが、それなら、あのとき進学していればよかったのにさ、と思うのだが。「カネ」儲けしか頭にない桑田が、今度は「早稲田」をネタにして、プロ野球の指導者になるというわけだ。
こういうのを、マネーロンダリングならぬ”悪名のロンダリング”と言うのだ。
こんな男を早稲田が入学させるのかどうかみものだが、早稲田も金儲けが大好きだから、入学させるだろうね…。