台湾の日本語世代の方からお礼の手紙をいただいた。
お礼というのは、酒井充子監督の映画「台湾人生」がDVD化されたので、それをお送りしたことに対するもの。
この日本語世代のCさんは、70歳代半ばで、今はボランティア活動をするとともに、個人的に台湾の近代史を研究されているという。
Cさんの手紙はきれいな日本語で書かれていて、日本統治時代に受けた教育が今なお息づいていることを改めて知らされる。
手紙は、自虐史観や「中国はひとつ」論に惑わされている人にぜひ読んで欲しい内容だ。
「…小生はインパールへ旅行していたのでした。歴史を勉強している小生にとっては、(DVDは)非常に勉強になる物です。
台湾とは…1895年(明治27年)日清戦争は日本の勝利に終わって、日本に割譲。日本の台湾領有は1945年(昭和20年)まで50年と8ヶ月間。その間日本人は、台湾を開発し近代化、文明社会を建設してくださったのです。かつては未開地であり、恐ろしい風土病、流行病などは世界の発祥地と云っていたところです。歴代の総督達は、心血を注いで現在のようなきれいな台湾となり、あらゆる流行病を台湾から追い出し、水道、下水道を造り、交通問題は基隆から高雄に汽車を開設。台湾は日本が造ったと云っても過言ではありません。又、至る所に日本語学校を開設、殆ど勉強しおかげ様で、今の我々台湾人は世界各国の文化・科学なども理解できるようになっているのです。言葉もマチマチだったのでした。その頃の通用語は日本語です。今後、ご来遊の節はご一報下さい。かつての50年間の歴史をご紹介します。
…戦前の歴史は総督府にあります。…」