★決して謝らない中国人
昨日、駐日中国大使が「日本側に責任がある」という談話を発表していた。これは、中国海軍が宮古島近海を通過して太平洋に出て南鳥島に近づいたのに対して、海上自衛隊の艦船が追尾したところ、中国海軍のヘリコプターが巡視艇に異常接近したという事件を巡っての発言。
その少し前には、上海万博テーマ曲の盗作問題が浮上した。盗まれた側の岡本真夜事務所は、抗議することもなく、万博のテーマになって光栄だというようなコメントを発表したので、これは中国の思うつぼだと直感した。案の定、話は奇妙にそらされて、中国人”作曲者”は、あたかも岡本真夜に頼まれてテーマ曲としたかのような弁明をはじめた。
3月末、私の娘が友達に会いに北京に行った。北京に住む友人が開口一番娘に「人にぶつかったとき、先に謝っちゃダメだよ」と言ったそうだ。
個人的なレベルでは、この程度の話で住むのだが、外交関係となるとどうなのか?何があっても自らの過ちは認めず、最後には「歴史認識カード」を持ち出す。煮ても焼いても食えない…これが中国の真の姿だ。
(回族=イスラム教徒の物売り 蘭州・黄河鉄橋にて)
★平気で列に割り込む中国人
北京空港の待合いロビーでも経験したが、国際線を待つ中国人でさえ、整列して待つことができない。日本人が並んでいた列に接ぎ木をするように列ができて、いつの間にか「人」という字のような列ができあがった。これがもし、指定席ではない乗り物だったら、どちらの列が正しい列なのかと言い争いが始まり、うんざりするような目にあうことは間違いない。私は終始見ていたのだが、枝葉の列を作ったのは中国人達だった。それでも、言い争いになれば「黒を白と言いくるめる」彼らの能力が存分に発揮されることだろう。
(マナーの悪い中国人観光客 西安・華清池にて)
★博物館でさえ「骨董品」を売りつける中国人
西安で連れて行かれた博物館(陝西省博物館)での出来事。新しい建物で、これといった展示品もない。それでも展示物の由来を聞かされたあげく、別室に通されて館員が玉の土産物を執拗に勧める。大雁塔にいったときは、著名な高僧の書を安く頒布するとかで、これまた別室に通された。敦煌博物館でも、同じようなことが…。公共施設という概念がなくなり、公務員でももはやカネもうけしか頭にないのだろうか、と思った。
(西安・大雁塔で会った人民服の老人~列を譲ったら「どうぞ」と日本語で応えた)
★どうしてこんな中国人になったのか…
上海万博の期間中、会場近くでは住民が洗濯物を通りに干してはならないそうだ。だが、そんなことはお構いなく平気で干している住民が多いようだ。市警が注意すると、注意されたオバサンは「文革時代だったら、反革命分子だよ!」と舌を出していた。たくましいというか、図々しいと言うべきか分からないが、これが中国人だということか。
われわれは「新中国」「四千年の中国文明」などという言葉にすっかり惑わされてきたが、いま目の前にいるのは礼儀知らずで、どん欲で、人を人とも思わない、溢れるばかりの人数の中国人だ。その昔、毛沢東の中国を褒め称え、日中友好を叫んだ連中は、この現実をどう”総括”するのか?
結局、中国を語ることは、群盲象を撫でるというお話にすぎなかったのか…。この厄介な隣人は、ますます強大になって、新たな難題を吹きかけてくるはずだ。