ときどきこころ悶々として眠られない夜がある。
とかく、過ぎた日々を悔いながら焦点が定まらない日々を過ごすことがある。
一日一日、時を刻み、昨日も暮れ、新しい今日が始まった。
来し方をふり返り、悔いながら負け組人間を認め、涙が伝う。
ほぼ真東の山の端から太陽が神々しく昇った。
庭に立って、水やりをする。
見上げるとジョロウグモが巣の修繕に忙しい。何を思いせわしく動くのか。
そんな精一杯に生きているクモを見つめながら、自分も、こんなことではいけないと勇気をもらう。
朝ご飯が終わると、孫と短大グランドへ。グローブとジュースを持ち、二人とも自転車に乗る。長い連休中に習慣付いた楽しみだ。
キャッチボールは必要だとおもう。武琉は大分上手になった。萌えちゃんも負けずに競ってボールを追っていた。飽きると、自転車乗りだ。
萌えちゃんは夏休み前にお兄ちゃんの補助輪のない自転車を譲り受け、すっかり乗り回せるようになり楽しくて仕方ない。広い大学構内を風を切って乗り回していた。
思えば、孫たちの純真さ、一生懸命さにこころ救われる日々である。