テーマ「スプリング エフェメラルな動植物」は、毎日訪問しているhi-kanaiさんのブログ『常念が見える部屋から』からの盗用だ。
ブログの本文に ≪春の妖精キバナノアマナが咲いて、早春のまだ暗い森ではスプリングエフェメラルな鳥の鳴き声がしばらく続く。≫ とあったが、ピンとこなかった。
この素晴らしいブログで【エフェメラル】という言葉を、初めて知った。
ephemeral は辞書には【[形] はかない；短命の；ただ1日限りの. ━━[名]短命なもの.】とあった。また、ネットの『ウィキペディア』で調べると【スプリング・エフェメラル(Spring ephemeral)は、春先に花をつけ、夏まで葉をつけると、あとは地下で過ごす一連の草花の総称。言葉の意味としては、「春の儚いもの」「春の短い命」程度の感じである。日本語訳としては春植物があるが、それほど定着はしていない。】とあった。
咲き終わった後、夏には姿を消してしまう、そして来春、誰よりも早く可憐な花を咲かせる花がある。我が家で、今ようやく咲き始めたフクジュソウやキクザキイチゲ、ミスミソウなどもそうだ。これから楽しみにしているカタクリも、今朝写真に収めたエゾエンゴグサも・・・。
儚いものは美しく、清らかである。（エフェメラル＝儚いもの）の言葉の響きが何とさわやかなことか。なるほど、人里離れた山で、けなげに咲いて消える、小さな、きれいな花々にふさわしい名ではないか。そういえば、早春に可憐に舞う春の女神ギフチョウ、ヒメギフチョウも、そしてウスバシロチョウもスプリング・エフェメラルなのだろう。
