昨日の春の雪が裏庭に残る。所詮春の雪、あらかたが解け、春の日差しが柔らかだ。
娘から電話が入る。「図書館わきのシルバーセンター前で植木市をやっているよ。私に、カラタチの鉢植えを買ったから。」と。若いのに、彼氏が盆栽に興味があって寄ったらしい。いい陽も当っていたので、久しぶりに植木市に行ってみようとなった。妻と出かけた。
【カラタチバナ】

待っていた娘から鉢植えをもらっうと、赤い実と白い実が付いているそのカラタチ?は、棘もなく、黄緑色の葉は細長く、キョウチクトウのようだった。確かにカラタチではないその木の名札を見ると、下に「バナ」と文字が土に埋まっていた。「カラタチバナ?」万両や南天のような、白と赤い実が付いていた。
安いので小さなベニシタンの植わった苔玉と、初めて聞く『トナレ』と言う鉢植えを買ってきた。1000円を500円の負けてもらった。杜松の様な『トナレ』はあとから調べてもわからなかった。図鑑でみると、「ホンドミヤマネズ」に似ているようだ。
妻は、お年寄りの手芸でサクラ柄の小銭入れ、キクイモの酢漬け、炊きたての赤飯などを買っていた。
家に戻り、調べると面白いことが分かった。
<カラタチバナ(唐橘)> ヤブコウジ科ヤブコウジ属 別名:百両(金)、コウジ、タチバナマンリョウ 原産地:本州の茨城県以西の本州、四国、九州、沖縄、中国、台湾(山野の林下に自生。個体数が少なくあまり見かけない。)性状:常緑性小低木。枝分かれが少ない。高さ:30~40cm。葉は互生。花期:7月繁殖は種まき、接ぎ木。管理:水はけのよい土、半日陰で栽培。「センリョウ 、 マンリョウ は正式名だが、ヒャクリョウ(百両)がこのカラタチバナの別名。またジュウリョウ(十両)は ヤブコウジ の別名。なおイチリョウ(一両)は アリドウシ(蟻通し)の別名。実の白いものは シロミノカラタチバナ とよばれる。」
『トナレ』って、なーに?


