8月に放送されたNHKラジオ番組の再放送「五線譜に託した最期の想い」を聴いた。(9月29日(土) 午後4時05分~)
東京芸術大学では、近年、「学徒出陣」に関する調査を始めた。
(昭和18年(1943年)10月21日、明治神宮外苑の国立競技場)
75年前に戦場に駆り出された音楽学校の生徒たちが残した楽譜について、
そして音楽を追求し懸命に生きた彼らの姿を聴いた。
ラジオに耳をかたむけながら、上田市郊外にある無言館が浮かんできた。
何年も前に訪ねた無言館での、戦場に散った画学生の絵や手紙などの展示を前に込み上げた涙を今も忘れない。
無言館 (ネットより)
絵画や音楽だけではないだろう、戦争に翻弄され散っていった有能な若い芸術家たちの無念さを思わざるを得ない。
今年は、巡った終戦記念日やお盆の8月には病床にあった。
手術を前に100回を迎えた甲子園での高校野球をテレビ観戦していた。
平和であればこその野球だ。
しかし、世界を見れば、今も各地で紛争が勃発し尊い命が失われている。
戦争を繰り返す人間は愚かだ。あらためて戦争の悲劇、そして平和の尊さを思った。(2018.9.30)
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(参)拙ブログ 「無言館の戦没画学生を思う」 2006-02-09 | 文芸
blog.goo.ne.jp/tosimatu_1946/e/7e56f801ea91c80d6710798795c7a032