エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

初詣は土津神社へ

2019-01-03 | 日々の生活

正月2日、猪苗代の土津神社へ初詣に出かけた。

今年の恵方は東北東、地図に照らして我が家からの恵方にある神社を探した。

途中の道の駅へ立ち寄ると、慧日寺跡の金堂に復元された慧日寺薬師如来座像光背の写真が掲げられていた。

東京藝術大学大学院 美術研究科に復元作業を委託し、昨年7月に復元されたものだ。

復元には、時代的背景から湯川村勝常寺の国宝・薬師如来坐像を手本(ケヤキの一木造)としたらしい。

思いもしない写真を前に、仏都・会津を思い、清々しさを覚えた。

 

青空も見え始め、明るい陽差しに新雪輝く神社に、身が引き締まる思いで参拝した。

新年早々の賑やかさを想像しながら、閑散とした神社の石段を登った。

家内安全、健康を祈りお守りを求めた。

 

雪の階段を下りはじめると、雪の中に一枚の記念植樹の立て札が目に入った。

「記念樹 小彼岸桜 高遠町長 北原三平」とある。 かつて30年も前にお世話になった「北原正三」先生の名が浮かんだ。

信州に縁のある小生、北原先生が伊那のご出身であることを思い出した。 縁者だろうか。

懐かしい現役のころが、あの立派な先生の姿が浮かんできた。 元気でいらっしゃるのだろうか。・・・

 

雪に埋まりながら近づいた土津霊神之碑。

御祭神保科正之公の事業を 大学者・山崎闇齋が心血を注いでつ 綴った1943文字の大文章だ。

   

新しい年のスタートだ。