エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

おっとりした トンボ

2019-10-06 | 自然観察

                    

 

久々に帰省されたMさんとトンボの撮影にご一緒した。

雨が心配されたが、風が少し強いものの朝から晴れ渡った。

2時間足らず、Mさんの希望するトンボに会え、珍しい光景にも遭遇できて良かった。

絶滅危惧種を心配する日々だが、今年も元気に姿を見せてくれたコバネアオイトトンボ、マダラナニワトンボが愛おしくてならない。

環境省レッドリストでは、いずれも激減していて、絶滅県が増えているようだ。

福島県では、一昨年10数年ぶりに改訂されたレッドリストでは、マダラナニワトンボこそ絶滅危惧Ⅰ類だが、

コバネアオイトトンボについては、それ以前はⅡ類だったが準絶滅危惧種に格下げ分類となった。

いつも巡る生息地での個体数は年々減って、とても心配な状況なのに・・・。

いつも思うことだが、この2種、おっとりしていて近づいても逃げないから撮影しやすい。

でも他のトンボが近づくと、実に俊敏なものだ。

いろいろなポーズで止まる、実にかわいいトンボたちを撮った。

マダラナニワトンボ 最近は5~6頭が迎えてくれた。 

♀ 

 ♀        ♀     ♀       ♂  ♂  ♀     ♂  

 ♂ 

♂  

  

 

 コバネアオイトトンボ  やはり個体数は少ない、生息する池から離れた水路で見つけた。 光の反射で金属色の色合いが違って見える。 

♂ 

 ♀   ♂       

♀ ♀ 

キタキチョウオオアオイトトンボ

 

大型のトンボが連結飛翔中のノシメトンボのペアを捕まえた。近くの草むらで哀れな、壮絶な光景を目撃した。

オオルリボシヤンマの♀のようだ。近づいても食事に熱中、哀れ♀が犠牲に。

ちぎられた♀の頭を付けたまま、♂は飛んでいった。           メスの頭部が見える。  

 

  

新鮮なルリシジミ♀ セスジツユムシ

マイコアカネ アキアカネ

ナツアカネ ノシメトンボ

 愛おしいトンボたちを見つめながら、いろいろなことが頭を巡ってきた。

午後は、雲が広がり予報では雨降りになるようだ。明日の「森で遊ぼう」の準備作業が心配だ。