この時期になると、なぜか政夫と民子の物語を思い浮かべる。
庭に、里山にユウガギクを見みるとき、政夫の握った菊は・・・、などと考えることがある。
どうでも良いことだが、この菊は、ユウガギクではなくノコンギクだろうか・・・、などとときどき考える。
また、本棚の定位置から「野菊の墓」を手にした。
「野菊の墓」については、何回かブログに書いた記憶があリ探してみた。
どうも、10年前に一度だけだったようだ。 https://blog.goo.ne.jp/tosimatu_1946/m/200810/1
傍線が引いてある。
『其時そのときの事ことを考えてると、全く当時の心持に立ち返って涙が留めなく湧くのである。』
『政夫、堪忍してくれ・・・・・民子は死んでしまった・・・・・私が殺した様なものだ・・・・・』
いつも読む度に、切ない思いに ・・・・・『涙が留めなく湧く』のである。