昼頃から青空が見え始めた。
萌ちゃんを部活に送り、その足で崎川浜に向かう。
厳寒の昔のブログ備忘録を見る。いつも同じ感懐に浸る。
蒼い湖水に浮かぶ真白な会津嶺が、凛として神々しく聳え、静寂にコハクチョウの鳴き交う声が響いていた。
描いた数葉のスケッチに、感動を添えた。
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『磐梯を讃える』 https://blog.goo.ne.jp/tosimatu_1946/e/1e09bfe1b24f80db72fd3a2036970403
厳寒の大自然を前に 立ち尽くすしあわせ 凍える顔、手、指先
景色を構成するものわずか
雪の原、湖水、磐梯、水鳥、松の緑 すべてうるわし すがすがし
対岸の山々 湖に浮かび コハクチョウ 列をなし 静かに流れる
大自然の使者よ お前たちは素晴らしい
この静寂に しばしやすらぎ、遊べ
生きている喜びを 共にせん
全身に 豊かなる大自然 涙あふるる静寂 青き磐梯 うるわし ありがたし
感動に震えながら、どこまでも清らかな湖水を後にした。
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『かへる日もなきいにしへを こはつゆ艸の花のいろ
はるかなるものみな青し 海の青はた空の青』 達治
『白鳥はかなしからずや空の青海のあをにも染まずただよふ』 牧水
いつも湖水の青を愛で、染まず漂う白鳥に心ゆすぶられる。
静寂にけなげな水鳥が漂う。
愛おしさが込み上げ、何とも切ない。
何代目か。先代、先々代が浮かんできた。2021.1.7