エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

感動の湖水 愛おしハクチョウ

2021-01-08 | 日々の生活

   

  

 昼頃から青空が見え始めた。
   萌ちゃんを部活に送り、その足で崎川浜に向かう。

 厳寒の昔のブログ備忘録を見る。いつも同じ感懐に浸る。

 蒼い湖水に浮かぶ真白な会津嶺が、凛として神々しく聳え、静寂にコハクチョウの鳴き交う声が響いていた。

     

 

 描いた数葉のスケッチに、感動を添えた。

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 『磐梯を讃える』       https://blog.goo.ne.jp/tosimatu_1946/e/1e09bfe1b24f80db72fd3a2036970403
   厳寒の大自然を前に 立ち尽くすしあわせ 凍える顔、手、指先
  景色を構成するものわずか
  雪の原、湖水、磐梯、水鳥、松の緑 すべてうるわし すがすがし 
   対岸の山々 湖に浮かび コハクチョウ 列をなし 静かに流れる 
   大自然の使者よ お前たちは素晴らしい 
   この静寂に しばしやすらぎ、遊べ
  生きている喜びを 共にせん
   全身に 豊かなる大自然 涙あふるる静寂 青き磐梯 うるわし ありがたし  
   感動に震えながら、どこまでも清らかな湖水を後にした。

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 『かへる日もなきいにしへを こはつゆ艸の花のいろ
       はるかなるものみな青し 海の青はた空の青』       達治

 『白鳥はかなしからずや空の青海のあをにも染まずただよふ』   牧水

   

いつも湖水の青を愛で、染まず漂う白鳥に心ゆすぶられる。

静寂にけなげな水鳥が漂う。

愛おしさが込み上げ、何とも切ない。       

       何代目か。先代、先々代が浮かんできた。2021.1.7