本棚の「岡潔 春宵十話」を手に取った。緑色に縁取られた箱入りの本を開くと、半世紀も前のアンダーラインやメモがあった。
当時、「人の情緒と教育」、「学を楽しむ」、「自然に従う」等など、数学者岡に共鳴した我が青春の思いを見つけた。
「あとがき」の余白全面に、
「大学生活が終わる。いつも浩然の気を養い、生命の、大自然の、宇宙の不思議を学ばん。
山道には緑と土と光のにおいがした。大自然の匂いが。
いつも大いなる自然と在った日々、対大自然なれば、崇高なる対話を享受できた喜び。
夢を見よ。夜空を見上げ聞け。人生の何か、幸せの何かを。格物致知! 」と、
若き日の、未熟だが純真な走り書きを見た。
長い間忘れていた一冊に、二度と戻らないなつかしい青春の心を見た。
あれからあまりに長い月日が経ってしまったが、今、遠い日の拙い思いに教えられる思いがしている。
今年もよろしくお願いします
外仕事の予定が雪が降り始めて予定を変更
私も本棚の整理がてら昔の本をながめていました
高校3年?たしか 串田孫一さんの新聞記事をよみ買った本「自然手帳」です
大和書房の尾崎喜八・串田孫一共著の小さな横版、やはり箱に入っています
これは友人に貸して、返してもらう前に気まずくなり・・・
そんな遠い昔・・・
その後 古本で探して手に入れた本です
懐かしい・・・ ですね
今年は健康を第一に楽しい時を過ごすことを思っています